<写真:thanhnien.vn>
ベトナム南部では、ホーチミン市を含め、テト(旧正月)にかけて不安定な天候が続く見通しである。
気象当局によれば、ラニーニャ現象の影響により、乾季であるにもかかわらず局地的な季節外れの雨が発生しており、寒冷前線の南下と相まって朝晩の気温が大きく低下している。
南部気象水文観測所のレ・ディン・クエット予報部長は「気温の変化が激しく、健康や農作物への影響が懸念される」と警鐘を鳴らしている。
実際に、1月9日朝にはホーチミン市で最低気温17.8度を記録し、東部のドンナイ省では14.6度まで下がった。
今回の寒さの要因としては、北部からの寒気の継続的な南下に加え、夜間の放射冷却の影響が挙げられる。
ベトナム南部は今後も断続的に寒気の影響を受けるため、日中は晴天が続いても朝晩は寒さが厳しくなると見られている。
一方で、強い寒気の影響により夜間は厳しい冷え込みが続いていたベトナム北部では、週半ば以降に寒気が次第に弱まり、気温が上昇する見通しである。
国立水文気象予報センターによれば、14日まで現在の寒さが継続した後に曇りがちの天気が多くなり、夜間・早朝の最低気温は14度を上回り、日中は24度から26度程度まで上昇するとの予測である。
ハノイ市においては、週初めの気温が13度から26度、週の中頃には18度から24度となり、全体的に過ごしやすい気候となる見込みである。
ベトナム中部では依然として寒気の影響が続き、ハイヴァン峠以北の地域では夜間および早朝の気温が16度を下回る状況が続くが、降雨は少ない見通しとなっている。
南中部の沿岸部では、概ね26度から29度で気温が推移する見込みである。
ベトナムでは乾燥した天候が続くことにより火災のリスクも高まっており、人口密集地や商品を多く扱う店舗では、防火対策の強化が必要とされている。
加えて、地域によっては季節外れの雨に伴い、雷を伴った局地的な豪雨が発生する可能性もあるため、気象情報を注視しつつ、農作物の管理にも十分な注意を払う必要がある。







































