<写真:suckhoedoisong.vn>
ベトナム保健省は、国民の健康寿命を2030年までに68歳へ延ばすことを目標として掲げた。
これは、平均寿命に対して健康に過ごせる期間が相対的に短いという現状を改善するための施策である。
1月28日にハノイ市で行われた栄養情報ポータルの開設式典において、保健次官グエン・ティ・リエン・フオン氏がこの目標を明らかにした。
東南アジア諸国の中でも、ベトナム人男性の平均寿命は74.7歳と高い水準にあるが、慢性疾患の発症は64歳頃から始まり、その後の約10年間を病気を抱えながら過ごすケースが多い。
これに対し、日本では健康寿命が80歳に達しており、ベトナムとの間には大きな開きがある。
フオン次官は「長寿であるが健康ではない」という現状の主な原因として、食生活の不均衡を挙げた。
ベトナムは依然として栄養失調や発育不全といった問題を抱えている一方で、肥満や生活習慣病の増加も顕著であり、栄養の二重負荷が深刻化している。
特に、加工食品や高塩分・高脂肪食品の摂取増加が、非感染性疾患のリスクを高めていると指摘した。
こうした状況に対応するため、政府は予防医療と健康管理を重視する方針を明確にした「決議72」を策定し、2030年までに平均寿命を75.5歳、そのうち健康寿命を68歳にすることを目指している。
特に栄養政策は、国民の体格と健康を支える基盤として重要視されている。
国立栄養研究所のチャン・タイン・ズオン所長は、今回開設された栄養情報ポータルについて、医療従事者への研修資料の提供や、食品の栄養価検索機能を通じて、国民の健康意識の向上と政策の実効性の確保に貢献するものと述べた。



































