<写真:danviet.vn>
ホーチミン市タンソンニー街区在住のミン氏(61)は、自宅で飼育する4匹の犬に4年連続で噛まれるという異例の体験をしている。
犬たちはすべて狂犬病ワクチンを接種済みであり、日々清潔に世話され、決して放し飼いにもされていない。
何故かミン氏は毎年のように咬傷を負い、その都度病院でワクチン接種を受け、感染を未然に防いできた。
最初の咬傷は2018年に発生した。犬小屋の掃除中に足を噛まれ、深い傷と大量出血で病院に搬送され、狂犬病免疫グロブリンの投与と5回のワクチン接種を受けることとなった。
その後も不運は続き、2024年と2025年にも再び犬に噛まれ、ついには2026年1月8日にも同様の被害を受けた。
ミン氏は「どの噛みつきも予告なしでやってくる」と語る。食事を与えている最中や遊ばせている時、掃除中など、あらゆる場面で突然の咬傷に見舞われてきた。
仕事を休まざるを得ない不便さを嘆く一方で「噛まれたらワクチン、それが健康を守る唯一の道」と達観した様子を見せている。
皮肉なことに、手厚い愛情と世話を受けている家族の犬に噛まれ続けるミン氏の一方で、街中では放し飼いの犬による被害も後を絶たない。
別の男性であるフオン氏(41)も2025年に3回噛まれ、合計9回のワクチン接種を受ける事態となった。
フオン氏の場合、犬との接点はなく、ただ通行中や運動中に被害を受けたという。
専門家によれば、犬に噛まれやすい人には一定の共通点が見られる。
動物に対する接し方が乱暴であったり、精神的に不安定、あるいは極端に神経質な態度が行動に表れることで、犬から「警戒すべき存在」として認識されやすくなるという。
狂犬病は、一度発症すれば致死率がほぼ100%という極めて危険な感染症である。
現在使用されている狂犬病ワクチンは高性能で神経系への副作用も少なく、安全性が高く評価されている。
被害を防ぐためには、動物を不用意に刺激しないこと、万が一噛まれた場合にはすぐに患部を洗浄し、速やかに医療機関を受診することが重要である。
愛犬家としての信念を貫きながら、4年にわたり牙の洗礼を受け続けるミン氏の姿は、人と動物の共生における1つの教訓となり得るものである。





































