<写真:laodong.vn>
ベトナムの労働市場に関する最新調査によれば、労働者の77%が「健全な職場環境」のためであれば、給与の一部を犠牲にしてもよいと考えていることが明らかとなった。
とりわけZ世代においてこの傾向は顕著であり、精神的健康や職場文化の質が、転職や職場定着の決定において極めて重要な要素となっている。
この調査はCốc Cốc ResearchとViệc làm 24hの共同により、全国の1000人以上の労働者および企業を対象に実施された。
その結果、77%が尊重される環境や私生活との調和が保たれる職場を求め、収入の一部を手放す意向を示している。
中でも半数以上が10%の給与減を容認し、さらに25%はそれ以上の減額を受け入れる姿勢を示した。
これは職場における精神的安定と安全を最優先する意識が広がりつつあることを裏付けている。
加えて、労働者の47%が「安定性」を理由に現在の職場にとどまっていると回答している。
しかし、この「安定性」はもはや長期雇用や高収入を意味せず、仕事と生活の調和や持続可能なキャリア形成を重視する内容へと変化している。
また、46%が職場環境や同僚との関係性を重視しており、給与や福利厚生を挙げた者は36%にとどまっている。なお、管理職に対する信頼は19%と最も低い数値であった。
2026年を見据えた労働者の価値観においては、定期的な給与支給、職務内容の明確化、心理的安全性、スキルアップの機会が重要視される傾向が顕著である。
採用活動においても、給与水準や企業文化の開示、迅速な対応、透明な面接プロセスが、候補者に安心感を与える要因として浮かび上がっている。
一方で、職務記述が曖昧である場合、どれほど魅力的な報酬条件が提示されても55%の候補者が応募を辞退する意向を示している。
企業文化に対するネガティブな印象も49%の候補者に悪影響を及ぼしており、Z世代においては特に企業の評判が職業選択に大きな影響を及ぼしている。
この調査はベトナムの労働市場が表面的には安定しているように見える一方で、実際には多くの労働者が慎重な姿勢を崩していないことも示している。
全体の49%が転職を検討中であり、即時転職に応じる意思を示している者は28%にとどまっている。中でもZ世代は、転職への関心が最も高い層として際立っている。

































