<写真:danviet.vn>
中部ダナン市のダナン国際空港周辺において、無許可の無人航空機(UAV、ドローン)飛行が相次いでいる。
当局は摘発を強化しているが、テト(旧正月)期間中にはドローンの侵入により計54便が影響を受けるなど、安全確保に向けた監視体制の一層の強化が急務となっている。
2月26日午後、ダナン市アンハイ地区の軍事指揮部は沿岸部を巡回中に、空港付近のミエウオン祠付近でドローンを違法に操作していたドイツ国籍の35歳男性観光客を発見した。
当局は機体を押収し、行政処分の手続きを進めている。
これに先立つ24日には、ホアカイン地区在住の36歳男性が、グエンタットタイン通り沿いの飛行禁止区域でドローンを飛行させていたことが判明した。
保存データを確認した結果、同人はテト期間中にも複数回にわたり飛行禁止空域へ侵入していたことが明らかとなった。
ベトナム民間航空局によれば、2025年9月から2026年2月にかけて、空港周辺の3~12海里、高度1000~3800フィートの空域において違法UAVの出現が相次いだ。
特に2月17日から22日までのテト1~6日目には、操縦士から3件の侵入報告が寄せられ、計54機が上空待機や進入方式の変更を余儀なくされた。
2025年施行の政令第288号は、無許可飛行および飛行禁止区域への侵入を禁じており、違反者には3000万~4000万ドン(約18万〜24万円)の罰金と機体没収を科すと規定している。
建設省は国防省や公安省など関係機関に対し、UAV監視の強化と軍・警察・航空当局による常設の連携体制構築を要請した。
都市部に立地する空港では住宅地が制限区域に隣接している場合が多く、違法飛行の再発防止に向けた技術的および管理的対策の徹底が求められている。
技術者によれば、ジェットエンジンは離着陸時に強い吸引力を生じるため、金属やバッテリーを含むドローンが吸い込まれた場合、重大な損傷や爆発につながる恐れがある。
2009年には米ニューヨークでUSエアウェイズ機が、異物吸引によってハドソン川へ不時着した事例もある。
ダナン市軍事指揮部は現在、24時間体制で監視所を運用し、専門部隊による巡回や妨害装置の配備を進めている。
また、住民に対しては、空港や国防関連施設周辺で無断飛行を行わないように強く注意を呼びかけている。






































