<写真:congan.com.vn>
ホーチミン市公安は3月26日、亜酸化窒素(笑気ガス、N₂O)の違法売買に関与した組織を摘発し、容疑者3人を逮捕・起訴したと発表した。
取引総額は100億ドン(約6000万円)を超えるとみられる。
捜査当局によると、主犯とされるフイン・ドゥック・クオン容疑者(22)が資金管理や配送手配を担い、ファン・タイン・ダット容疑者(24)が梱包および配達を担当していた。
さらに、グエン・ティ・ヴァン容疑者(28)は転売によって利ざやを得ていたとされる。
容疑者らはSNSを通じて顧客と接触し、自宅配送や銀行振込による決済を用いることで違法取引の発覚を逃れていた。
当局は3月21日未明、同市12区の住宅を捜索し、笑気ガスボンベ30本と関連器具を押収した。
その後の捜査拡大により、押収量は合計59本(約300kg)に上った。
ベトナムでは2025年以降、人への使用を目的としたN₂Oの売買・所持・輸送が全面的に禁止されている。
神経系への悪影響や行動制御の喪失など、健康被害のリスクが指摘されているためである。
ホーチミン市公安は、若年層による使用防止に向けて家庭内での管理強化を求めるとともに、不審な行為を発見した場合の通報を市民に呼びかけている。
今回の摘発は、経済警察による違法取引の取り締まり強化の一環である。


































