<写真:danviet.vn>
ホーチミン市では4月1日、家庭用LPガスの小売価格が大幅に引き上げられた。
12kg入りボンベの価格は60万〜66万1000ドン(約3615〜3982円)となり、3月末に比べて約9万5000ドン(約572円)上昇した。これにより、過去最高値を更新した。
PV GAS LPGミエンナムによれば、12kg入りボンベは1kg当たり7917ドン(約48円)引き上げられ、66万81ドン(約3977円)となった。
45kg入りボンベも35万6250ドン(約2146円)値上がりし、約250万ドン(約1万5062円)に達した。
他社も同様に値上げを実施している。サイゴン・ペトロは12kg入りを約65万4500ドン(約3943円)に引き上げた。
VT GASによれば、3月初め以降、今回が4回目の価格改定であり、市場価格は12kg入りで約60万ドン(約3615円)、45kg入りで約224万8000ドン(約1万3544円)となっている。
この1カ月余りで、12kg入りボンベの値上がり幅は企業によって19万〜23万ドン(約1145〜1386円)に達した。
現在の66万ドン(約3976円)前後という水準は、2022年3月に記録された従来の高値である約51万6000ドン(約3109円)を大きく上回っている。
企業各社は、公表している価格は消費者向けの上限小売価格であり、実際の販売価格は店舗や地域ごとの販促策によってこれを下回る場合があるとしている。
一方、販売現場では値上がりの影響が広がっている。
ホーチミン市の販売店関係者は、1カ月余りの間に2〜4回も価格改定が行われるのは前例がないと指摘する。
消費者だけではなく、品薄や仕入れ価格の急変に直面する販売店の負担も増しているという。
今回の値上げの背景には、国際価格の急騰がある。企業によれば、2026年4月のCP(契約価格の指標)は1トン当たり775ドル(約12万3016円)となり、前月比で232.5ドル(約3万6905円)上昇した。
さらに、CPに上乗せされるプレミアムも、供給逼迫を受けて大幅に上昇している。
国際市場では、2026年3月のCPはプロパンが1トン当たり約545ドル(約8万6508円)、ブタンが約540ドル(約8万5714円)であった。
ただし、実際の輸入価格はプレミアムの急騰によって、これを大きく上回っている。
東南アジアではLPガスの調達競争が激化しており、供給不足も続いている。
加えて、船舶の手配には半月から1カ月前の予約が必要であり、急な需給変動への対応を難しくしている。
PV GASは、今後数カ月分の市場向け供給を確保するため、取引先と連携していく方針である。
そのうえで、価格変動が続くなか、流通網との負担分担策についても検討しているとしている。































