<写真:nhadautu.vn>
ベトジェット航空は2025年12月期に増収増益を達成し、税引き後利益は2兆1230億ドン(約127億8900万円)となった。これは通期計画を2割超上回る水準である。
監査済み財務諸表によれば、連結売上高は前年同期比14%増の82兆930億ドン(約4945億4400万円)、税引き前利益は同44.3%増の2兆6300億ドン(約158億4400万円)であった。
需要回復を追い風として、費用最適化と運航効率の改善が収益拡大を支えた。
単体ベースでも業績は堅調であった。売上高は14%増の81兆4260億ドン(約4905億2600万円)、税引き後利益は51.1%増の1兆9680億ドン(約118億5600万円)となった。
2025年末時点の総資産は139兆4590億ドン(約8401億2800万円)であり、純有利子負債資本倍率は2.25倍、流動比率は1.53倍であった。
さらに、株式発行を通じて自己資本を5兆ドン(約301億2100万円)積み増し、中長期の成長投資に備えた。国家財政への納付額も10兆5000億ドン(約632億5400万円)を超えた。
運航面では、旅客輸送数が前年比9%増の2820万人、運航便数が同11.2%増の15万3000便となった。貨物取扱量は約11万4000トンであった。
路線網は計254路線に拡大し、内訳は国内52路線、国際202路線である。
2025年中に新設した22路線は、中国や中央アジアなどの重点市場に集中した。国際線の拡充により、収益源の多様化と国内需要への依存低減を進めた形である。
設備投資では、エアバスA321neoとA330neoを軸に、機材の更新と拡充を進めた。ロールス・ロイスとはエンジンおよび整備分野で協業し、持続可能な航空燃料(SAF)の活用も推進している。
人材面では、ベトジェット航空アカデミーを通じた育成を強化しており、年間受講者数は16万2000人に達した。
中長期戦略の柱としては、ロンタイン国際空港で航空機整備技術センターの建設を進めている。
総投資額は約1億ドル(約158億7200万円)で、完成後は広胴機と単通路機を同時に整備できる体制を整える見通しである。これにより、自社の技術基盤を強化し、整備面での自立性を高める。
サービス面では、ビジネスクラスの導入や会員プログラム「SkyJoy」の拡充を進めている。あわせて、予約販売、AI支援、生体認証、リアルタイム運航管理など、全工程でデジタル化を加速している。
主要空港では地上業務のセルフサービス化も進めており、定時運航率の改善と運航コストの抑制につなげるという。
2026年は国際線、とりわけ長距離路線の拡大と、広胴機の運航効率向上を重点課題とする方針であり、デジタル転換とコスト最適化に加え、ESG施策を通じて持続可能な航空事業モデルの構築を急ぐ方針である。




































