〈写真:AIイメージ〉
ベトナム中部高原地方ザライ省で、離婚後に元夫が親子関係に疑義を抱き、DNA鑑定の結果、子どもの1人が実子ではないと判明する事案が発生した。
ザライ省人民検察院は9日、すでに確定していた離婚認定決定の一部の見直しを求める再審抗議を行ったと明らかにした。
これに対し、ザライ省人民裁判所は抗議を全面的に受け入れた。
対象となったのは、ザライ省トゥイ・フオック・バック街区に住む夫婦の離婚と子の養育を巡る事案である。
訴訟記録によると、夫婦の間には3人の子どもがいた。
2020年、婚姻関係の悪化を受けて双方は離婚し、第一審裁判所は協議離婚、子の監護、共有財産に関する合意を認定した。
長子と次子は父親が、三子は母親がそれぞれ直接養育し、養育費は互いに請求しない内容であり、この決定はすでに法的効力を生じていた。
その後、父親が三子との親子関係に疑問を抱き、DNA鑑定を実施したところ、自身の実子ではないとの結果が示された。
これを受け、父親は従来の離婚認定決定のうち、三子に関する部分の再検討を申し立てた。
ザライ省人民検察院は、記録と資料を再点検した結果、事件処理の結論を左右し得る新たな事情が判明したと判断した。
それは離婚当時、当事者も裁判所も把握していなかった客観的事情である。
そのため、子との法的関係に関する判断を根本から変える性質のものであるとして、確定決定の一部取り消しを求める再審抗議を行った。
これを受けた再審合議体は、協議離婚認定決定のうち三子に関する部分を取り消した。
検察側によれば、この判断により、父親と三子との間の父子関係は今後存在しないこととなり、相続、財産権、後見責任などの法的関係にも影響が及ぶ見通しである。
その一方で、将来的に実父が特定された場合には、子どもの適法な権利を保護することにもつながるとしている。


































