<写真:thanhnien.vn>
ベトナム最高人民検察院は5月6日、元労働・傷病兵・社会問題省副大臣のグエン・バー・ホアンを収賄罪で起訴したと発表した。
ホアンの部下が企業に対して手続きで不当な障壁を設け、総額300億ドン(約1億8000万円)超の「便宜供与費」を支払わせていた。
また、ホアンはその状況を認識しながら黙認し、自身も金銭を受け取っていたとされる。
起訴状によると、ホアンは海外への労働者派遣事業を行う企業グループから総額163億ドン(約9780万円)の賄賂を受け取ったとされる。
同時に、海外労働管理局の局長トン・ハイ・ナム、副局長ファム・ビエット・フオン、グエン・ザー・リエム、韓国担当課長レ・タイン・ハーら複数の部下も同罪で起訴された。
また、会計規定違反で11人が起訴され、企業側ではホアンロン社の会長兼社長ギエム・クオック・フン、ソナ社会長グエン・ドゥック・ナム、インクープ3社のディレクター、ギエム・バン・ディンらが含まれる。
さらに、法律事務所タインドーのグエン・ラム・ソンは贈賄仲介の罪に問われている。
捜査によると、海外労働管理局の職員らは許可証の新規発行や更新に関する審査を意図的に遅らせ、書類の差し戻しや追加要求を繰り返すことで企業に圧力をかけ、1件あたり最大4億ドン(約240万円)の支払いを求めていた。
2017年から2025年にかけて、この手法で29件の許可処理に対し総額90億ドン(約5400万円)超を受領した。
この資金は段階的に分配され、局長ナムを経由してホアンにも渡され、許可証への署名を迅速に行う見返りとされた。
ホアンは計14件の許可に関連して14億ドン(約840万円)と約4億5000万ドン(約270万円)相当の高級腕時計2点を受け取ったとされる。
さらに、韓国向け労働者派遣(E7ビザ)の契約登録手続きでも独自の審査プロセスが設けられ、企業に対し実質的に取得困難な書類の提出を要求することで、金銭提供を誘導していた。
2021年から2025年にかけ、企業側は約28万1800ドル(約4227万円)と1億9000万ドン(約114万円)を支払い、548人分の労働者派遣手続きを進めていた。
ホアンはこの過程でも3回にわたり計17万ドル(約2550万円)と5000万ドン(約30万円)を受領したほか、祝祭日の贈答名目でも45万ドル(約6750万円)超と3億1000万ドン(約186万円)を受け取ったとされる。
検察は、これら一連の金銭はすべて企業に便宜を図る見返りの賄賂であると認定し、ホアンの受領総額を163億ドン(約9780万円)と結論付けた。
トン・ハイ・ナムは143億ドン(約8580万円)を受け取り、うち80億ドン(約4800万円)を個人的に得たとされる。
その他の被告も数千万ドンから数十億ドン規模の利益を得ていたとされる。
































