<写真:thanhnien.vn>
ベトナム北部で猛暑の影響により電力需要が急増し、2026年の新たな過去最高を更新した。
国家電力系統運用・電力市場会社(NSMO)によると、5月25日17時時点の更新情報として、同日13時40分の全国電力需要は5万5196MWに達した。
北部の需要は2万7955MWとなり、新たな記録を樹立した。
この水準は2025年8月4日に記録された北部の過去最高2万8187MWに迫る規模で、前年の運用記録を上回る2026年の新記録となった。
北部の需要は5月15日比で5.8%増加している。中部は5380MW、南部は2万2109MWであった。
猛暑の影響により、北部の電力負荷は同日午後のピーク時と比べ約1300MW(4.8%)増加した。
気象当局によると、北部および中部の広い範囲で猛暑から極端な猛暑が発生しており、気温は一般的に36~40度、一部地域では40度を超えている。
北部平野や旧ハナム地域では37~39度が見込まれ、暑さは5月27日から28日頃まで続く見通しである。
さらに、5月26日22時のピーク時には、全国および北部の最大電力がそれぞれ5万5519MW、3万134MWに達し、猛暑前と比べて約7000MW増加する可能性がある。
電力消費量は全国で最大11億8800万kWhに達する見込みで、地域別では北部6億1000万kWh、中部1億700万kWh、南部4億7000万kWhと予測されている。
NSMOによると、5月24日の全国最大電力は21時50分に4万8729MWを記録し、電力消費量は10億4400万kWhであった。
通常、日曜日の需要は平日の80~85%程度にとどまるが、同日の北部最大電力は22時15分に2万6595MWを記録し、平日を上回る異例の水準となった。
同日の電力消費量は北部5億3800万kWh、中部1億100万kWh、南部4億500万kWhで、全国に占める割合はそれぞれ51.5%、9.7%、38.8%であった。
発電構成は、水力が2億7330万kWh(26.2%)、石炭火力が5億6410万kWh(54%)、ガス火力が5910万kWh(5.7%)、バイオマスが450万kWh(0.4%)などであった。
再生可能エネルギーでは、風力3160万kWh(3.0%)、太陽光5260万kWh(5.0%)、屋根設置型太陽光4420万kWh(4.2%)などが供給された。
需給逼迫に対応するため、NSMOは液化天然ガス(LNG)火力の総出力3034MW(ニョンチャック3・4、フーミー22、フーミー3)や、重油火力などを引き続き活用する方針である。
残る石油系発電設備(計376MW)についても、需要動向を見ながら稼働させるとしている。
同社はまた、電力の安定供給とコスト最適化のため、省エネの徹底と屋根設置型太陽光の活用を呼びかけている。



































