<写真:vietnamnet.vn>
気温が40度に達する猛暑の中、清涼飲料として人気のココナツウォーターについて、水の代わりに飲用することの是非が問われている。
栄養・食事療法科長を務める医師は、ココナツウォーターが「天然の電解質飲料」として過剰に評価されている現状に注意を促す。
同医師によると、ココナツウォーターはカリウムや天然の炭水化物を含み、軽い運動後の回復を助ける効果が研究で示されている。
米農務省(USDA)のデータでは、一般的なココナツ1個あたり約250~300mlの水分、45~70kcal、炭水化物9~15g、糖分6~12g、カリウム500~700mgのほか、ナトリウム、マグネシウム、リン、ビタミンB群、抗酸化物質が含まれる。
一方で、健康な成人の1日あたりのカリウム必要量は3500~4700mgとされる。
1日に2~3個のココナツを摂取した場合、カリウム摂取量はその半分近くに達する可能性がある。
過剰なカリウムは腎臓の負担を増やし、電解質バランスの乱れを引き起こし、倦怠感や筋力低下、不整脈などの症状につながる恐れがある。
また、空腹時や短時間で大量に摂取すると、含まれる糖分や短鎖炭水化物により胃内の浸透圧が急変し、消化の遅延や腹部膨満を引き起こす可能性がある。
さらにマグネシウムの作用で腸の動きが活発になり、腹痛や軽度の下痢を招く場合もある。
ココナツウォーターは純水ではなく、糖分とミネラルを含む電解質飲料であるため、過剰摂取は高カリウム血症のリスクを伴う。
特に腎機能障害のある人やカリウム保持性の薬剤を使用している人では注意が必要とされる。
医師は健康な人でも猛暑期における摂取量は1日1個程度が適量と指摘する。
水分補給の基本はあくまで水であり、ココナツウォーターを全面的に代替とすることは推奨されないとしている。






































