<写真:vneconomy.vn>
航空券やサービス料金が高騰する夏の繁忙期に、出発日や時間帯をずらすことで旅行費用を抑える動きが広がっている。
ホーチミン在住のO氏は以前、ダナンへの3日間の旅行で長時間の行列や待機を経験したため、家族旅行の計画を見直した。
前年は金曜夜出発、日曜午後帰着の行程を選択したが、空港や観光地で混雑に巻き込まれ、多くの時間を待機に費やしたという。
今夏は火曜から金曜に日程を変更したことで、航空券の選択肢が増え、ホテルの空室も確保しやすくなった。
レストランや観光地の混雑も緩和され、航空券は1人あたり数十万ドン安くなり、4人家族全体では、航空券と宿泊費を合わせて数百万ドンの節約につながったとしている。
旅行会社によると、南部や中部の旅行客の間では、都市や世界遺産、湾岸、山岳地帯を組み合わせた北部旅行への関心が高まっている。
ハノイは航空便や宿泊施設が充実しており、ニンビン、ハロン湾、イエントゥー、サパ、西北部各地への移動拠点として選ばれるケースが多い。
同一行程でも、出発日やフライト時間、団体参加の有無を調整することで、数十万ドン〜数百万ドンの費用削減が可能である。
例えば、ホーチミン発ハノイ・ニンビン・ハロン湾・イエントゥーを巡る4日間のツアーは、1人あたり939万ドン(約5万7279円)から、オンライン割引で889万ドン(約5万4229円)となる。
サパやファンシーパンを含む5日間ツアーは1150万ドン(約7万150円)からで、初回枠では1000万ドン(約6万1000円)となっている。
また、別の5日間ツアーでは、ニンビンやナムディンなどを巡る行程が、当初より200万ドン(約1万2200円)安い1070万ドン(約6万5270円)から提供されている。
出発時間の選択も費用に大きく影響する。ハノイ在住のD氏によると、ダナン行きの便では利便性の高い時間帯が片道210万〜240万ドン(約1万2810〜1万4640円)である。
それに対し、早朝や深夜便は150万〜170万ドン(約9150〜1万370円)に抑えられる。
1区間あたり50万〜90万ドン(約3050〜5490円)の差が生じ、家族旅行では総額で数百万ドンの節約が可能となる。
調査によれば、ホーチミン〜ハノイ線やダナン〜ハノイ線では、21時から23時台に出発する便が複数運航されている。
早朝や深夜の便は税金・手数料込みで片道150万〜170万ドン(約9150〜1万370円)程度と、一部の昼間便に比べ最大30%安い水準となっている。
さらに、航空機と夜行列車を組み合わせる移動手段も提案されている。
南部や中部からハノイへ空路で移動し、市内観光後に夜行列車でラオカイへ向かい、そこから車で約1時間かけてサパへ移動する行程である。
2日3泊の列車ツアーは1人あたり230万ドン(約1万4030円)から、3日2泊は380万ドン(約2万3180円)からとなる。
個別手配では、ハノイ〜ラオカイ間の寝台列車が1区間38万〜59万ドン(約2318〜3599円)、高級車両では75万ドン(約4575円)程度で利用可能である。
こうした柔軟な日程や移動手段の選択により、旅行者は混雑を避けながら費用と時間の両面で効率的な旅程を組む傾向が強まっている。





































