<写真:photo.znews.vn>
ベトナムの屋台式朝食は、豊富な選択肢と低価格により、外国人にとって「嬉しい悩み」となっている。
あるイタリア人観光客は早朝、ダナンの市場まで約5kmをバイクで移動し、朝食にボーネーを試した。
2度目の訪越となる今回の主目的は、SNSで流行する「#vietnambreakfast」に触発された屋台朝食文化の体験であるという。
同男性によれば、イタリアでは午前8時以降にコーヒーと菓子やオートミールを取る簡素な朝食が習慣である。
一方、ベトナムではブン、チャオ、フォー、ソイ、バインミーなど数十種類の料理があり、日替わりで選べる点に戸惑いを感じていると語る。
飲み物もコーヒーや茶、果物飲料など多岐にわたり、選択に迷う場面が多いという。
ボーネー1食はパン、目玉焼き、牛肉、ソースが付いて5万ドン(約300円)で、イタリアで同程度のたんぱく質量の食事は15〜20ドル(約2300〜3100円)かかる。
また、路上の小さな椅子に隣り合って座り、会話を楽しみながら食事をする光景は自国では珍しく、コミュニティ性にも魅力を感じているという。
一方、ホーチミン市在住の米国人は、持ち帰り形式の朝食を選ぶ。来越当初、どの路地でも食べ物を購入でき、信号待ちやバイクの後部座席で手軽に食べる習慣に驚いたと語る。
米国式の朝食はシリアルやオートミール、ソーセージなど、固定した場所での飲食を前提とするため、持ち運びに適さない。
費用面も習慣の変化を後押しした。米国では外食の朝食に約25ドル(約3900円)を要するのに対し、ホーチミン市ではバインミーやソイが2万〜6万ドン(約120〜360円)で購入できる。
過去2週間、InstagramやTikTokなどでは「現地の朝食体験」が流行し、「#vietnambreakfast」の関連動画は数千万回再生を記録している。
1カ月間、毎日異なるベトナム式朝食を試す挑戦も広がっている。
2025年には、ベトナムはCN Travellerのランキングで世界で4番目に魅力的な食文化を持つ国とされ、フランスやスペイン、日本を上回った。
さらに、ボーコー、ブンボーフエ、コムタムがTaste Atlasの「世界の朝食料理トップ100」に選出された。
2026年のベトナム料理は、ミシュランの評価員から「成熟し、多層的で独自性がある」と評価され、現代的技術と持続可能性の融合が特徴とされた。
元報道宣伝学院の准教授によれば、ベトナムの朝食の多様性は地理や気候、生産様式に由来する。
熱帯モンスーン気候のもと、人々は涼しい早朝から活動を始めるため、労働に備えた十分な朝食需要がある。
一方、西洋諸国では冬季の寒さや遅い始業時間により、簡素な朝食が一般的である。季節ごとに豊富な農産物が得られることも、多様な料理の発展を支えている。
外国人がベトナム式朝食に適応する現象は、屋台料理が文化交流の橋渡しであり、観光資源としての魅力を持つことを示しているという。






































