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ベトナムの2026年上半期のホタテ輸出額は4900万ドル(約78億1000万円)近くとなり、前年同期比141%増と大幅に拡大した。
2024年通年の実績を約10%上回り、2025年通年の約6600万ドル(約105億円)に対しても約74%に達しており、ベトナムが国際的なホタテ供給網で加工・再輸出拠点として存在感を高めていることを示している。
輸出は1月に1010万ドル(約16億1000万円)超を記録した後も、2月から6月まで毎月690万~870万ドル(約11億~13億9000万円)で推移した。
第1四半期は約2500万ドル(約39億9000万円)、第2四半期も約2400万ドル(約38億3000万円)と高水準を維持しており、一時的な大型受注ではなく、安定した輸出基盤が形成されつつある。
輸出先では日本、オーストラリア、米国の3市場で上半期全体の約56%を占めた。
日本向けは900万ドル(約14億3000万円)超で前年同期比126%増となり、最大の輸出先となった。
一方、日本は消費市場であるだけでなく原料供給国でもあり、日本産ホタテをベトナムで殻むきや一次加工、冷凍処理した後、日本や第三国へ再輸出する取引が拡大している。
このため、日本向け輸出の増加は最終消費の伸びだけでなく、加工・再輸出の拡大も反映している。
オーストラリア向けは930万ドル(約14億8000万円)となり、前年同期比1136%増と最も高い伸びを示した。
前年の実績が低かった影響もあるが、輸出規模が900万ドルを超えたことから、ベトナム企業が同市場を大きく開拓していることがうかがえる。
一方で、この成長を維持するには、食品安全や原産地追跡、二枚貝に対する管理基準など、より厳格な要求への対応が課題となる。
日本の農林水産省によると、ベトナムはホタテを含む水産物加工工場が充実し、HACCP認証を備えた施設も多い。
加工コストは日本の約20~30%にとどまるとされ、人手を要する工程で競争力を発揮している。
原料を輸入して加工・再輸出する仕組みは、国内漁獲への依存を抑えながら既存の加工能力を有効活用する形として広がっている。







































