ベトナムの薬局で買える子ども用市販薬【2026年版】使い方と注意点
目次
「病院に行くほどではなさそうだから、家にある市販薬で様子を見たい。でも、日本から持ってきた薬を切らしてしまった」「ベトナムの薬局で薬は買えるけど、英語やベトナム語表記で子どもに飲ませてよいか不安」
ベトナム在住中や旅行中に、お子さまが発熱、咳、鼻水、下痢、のどの痛みなどを起こすと不安になりますよね。
この記事では、2026年4月時点でベトナムの薬局で見かけることが多い小児向け市販薬と、使う前に必ず確認したい注意点をまとめます。
- ベトナムの薬局で見かける小児用市販薬の種類がわかる
- 解熱剤・咳止め・アレルギー薬・下痢薬の注意点がわかる
- デング熱が疑われる時に避けるべき薬がわかる
- 子どもに市販薬を使う前の確認ポイントがわかる
- 病院を受診すべき症状の目安がわかる
ベトナムで子どもに市販薬を使う前に知っておきたいこと
ベトナムでは、薬局でさまざまな薬を比較的簡単に購入できます。Panadol、Hapacol、Nurofen、Claritin、Smecta、Gavisconなど、日本人にも聞き覚えのある成分・ブランドの薬が売られていることもあります。
ただし、子どもの薬は体重・年齢・症状・持病によって使える薬や量が変わります。自己判断で大人用の薬を分けて飲ませたり、複数の風邪薬を重ねて使ったりするのは避けましょう。
特にベトナムではデング熱の可能性もあるため、発熱時にイブプロフェンやアスピリンなどのNSAIDsを自己判断で使わないことが重要です。WHOやCDCも、デング熱では出血リスクのためイブプロフェンやアスピリンを避け、解熱・鎮痛にはパラセタモールを使うよう案内しています。
ベトナムで売られている英語表記の薬
ここでは、ベトナムの薬局で見かけることがある代表的な薬の名前や用途を紹介します。実際に使用する際は、必ずパッケージの用法・用量を確認し、迷う場合は医師または薬剤師に相談してください。
Paracetamol(Panadol、Hapacol、Tylenolなど)
薬剤名:パラセタモール(和名:アセトアミノフェン)
販売名:Panadol、Hapacol、Tylenolなど
主な用途:解熱・鎮痛
対象:乳幼児〜小児用製剤あり
子どもの発熱や痛みに使われる代表的な薬です。ベトナムではHapacolやPanadolなどの名称でよく見かけます。
注意点:複数の風邪薬にパラセタモールが含まれていることがあり、重ねて飲むと過量投与になることがあります。肝機能への影響があるため、必ず成分を確認してください。
Ibuprofen(Nurofen、Advilなど)
薬剤名:イブプロフェン
販売名:Nurofen、Advilなど
主な用途:解熱・鎮痛
イブプロフェンは解熱・鎮痛に使われることがありますが、ベトナムではデング熱の可能性を考えて慎重に扱うべき薬です。
注意点:デング熱が疑われる発熱では使用しないでください。脱水、胃腸症状、腎機能の問題がある場合も避けるべきケースがあります。子どもの発熱時は、まずパラセタモールを選び、イブプロフェンは医師の判断がある場合に限るのが安心です。
Loratadine(Claritinなど)
薬剤名:ロラタジン
販売名:Claritinなど
主な用途:アレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみなど
くしゃみ、鼻水、かゆみなど、アレルギー症状に使われることがあります。
注意点:年齢により使用可否や量が変わります。眠気が少ないタイプとされていますが、子どもによって反応が異なるため注意しましょう。
Ambroxol(Halixol、Mucosolvanなど)
薬剤名:アンブロキソール
販売名:Halixol、Mucosolvanなど
主な用途:痰を出しやすくする薬
痰が絡む咳で使われることがある薬です。
注意点:咳の原因がぜんそく、肺炎、クループ、異物誤飲などの場合、市販薬で様子を見るのは危険です。呼吸が苦しそう、ゼーゼーする、顔色が悪い場合は受診してください。
Prospan
販売名:Prospan
主な成分:アイビーリーフ抽出物
主な用途:咳、痰の症状緩和
ベトナムの薬局でも見かけることがある咳関連の薬です。
注意点:咳止め・風邪薬は複数成分が含まれる商品も多く、子どもには適さない成分が入っていることがあります。特に乳幼児では、自己判断で咳止めを使うより、加湿、水分補給、鼻水ケアを優先し、長引く場合は受診しましょう。
- 複数成分入りの総合風邪薬は、子どもには慎重に使う
- パラセタモールが重複していないか確認する
- 乳幼児には自己判断で咳止めを使わない
- 呼吸が苦しそう、ゼーゼーする、ぐったりしている場合は受診
Strepsils
販売名:Strepsils
主な用途:のどの痛み、のどの違和感
トローチタイプののど薬です。
注意点:小さな子どもは誤嚥・窒息リスクがあるため、使用年齢を必ず確認してください。のどの痛みに加えて高熱、発疹、強いだるさがある場合は受診しましょう。
Smecta
販売名:Smecta
主な用途:下痢症状の緩和
下痢の際に使われることがある薬です。
注意点:子どもの下痢で最も大切なのは脱水予防です。ORS(経口補水液)や水分補給を優先してください。血便、強い腹痛、高熱、ぐったりしている、尿が少ない場合はすぐに受診しましょう。
Diphenhydramine(Benadrylなど)
薬剤名:ジフェンヒドラミン
販売名:Benadrylなど
主な用途:アレルギー症状の緩和
眠気が出やすいタイプの抗ヒスタミン薬です。
注意点:子どもに使う場合は年齢・体重・症状の確認が重要です。眠気、興奮、ふらつきなどが出ることがあります。睡眠目的で使うのは避けましょう。
Gaviscon
販売名:Gaviscon
主な用途:胃もたれ、胃酸逆流、胸やけなど
胃のむかつきや逆流感に使われることがあります。
注意点:腹痛が強い、嘔吐を繰り返す、血便がある、脱水が疑われる場合は市販薬ではなく受診が必要です。
Bactroban
販売名:Bactroban
主な成分:ムピロシン
主な用途:細菌性の皮膚感染症に使われる外用薬
傷や皮膚感染に使われることがあります。
注意点:抗菌薬の外用薬のため、自己判断で広範囲・長期間使うのは避けましょう。赤みが広がる、膿が出る、発熱を伴う、やけどが深い場合は病院へ行ってください。
やけどをした時の基本対応
やけどを負った場合は、まずすぐに流水で20分程度冷やすことが基本です。氷を直接当てたり、民間療法で油や歯磨き粉などを塗ったりしないでください。
水ぶくれが大きい、顔・手・陰部のやけど、広範囲のやけど、乳幼児のやけどは医療機関を受診しましょう。病院に行く場合は、軟膏を塗り込まず、清潔なガーゼなどで軽く覆って向かうのが無難です。
すぐに病院へ行くべき症状
| 症状 | 受診の目安 |
|---|---|
| 発熱 | 高熱が続く、ぐったりしている、デング熱が疑われる |
| 呼吸 | 息苦しい、ゼーゼーする、唇が青い |
| 下痢・嘔吐 | 水分が取れない、尿が少ない、血便がある |
| 発疹 | 全身に広がる、発熱を伴う、顔や唇が腫れる |
| けが・やけど | 深いやけど、広範囲、膿が出る、痛みが強い |
まとめ
ベトナムの薬局では、子ども用の解熱剤、アレルギー薬、下痢薬、咳関連の薬などを購入できることがあります。ただし、子どもに使う薬は年齢・体重・症状によって安全性が変わるため、自己判断しすぎないことが大切です。
特に発熱時は、デング熱の可能性を考えてイブプロフェンやアスピリンなどを避け、迷う場合は小児科や日本語対応クリニックに相談しましょう。
- 子どもの体重を把握している
- 薬の成分名を確認した
- パラセタモールの重複に注意した
- デング熱が疑われる時はイブプロフェン・アスピリンを避ける
- ぐったりしている、呼吸が苦しい、脱水がある場合はすぐ受診する
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