<写真:VnExpress>
ベトナム国営テレビ(VTV)は2022年ワールドカップ放送で「ホットガール」が解説を行うコーナーに関する一連の論争を受け、11月24日の番組から同コーナーの代わりに専門家による解説放送への切り替えを行った。
11月20日のワールドカップ開幕に併せ、VTVは同大会に出場する32チームの代表として若い女性32人が参加するスポーツ解説番組を開始した。
番組では美女たちが露出度の高い服を着て、試合のコメントで簡単な質問に答える姿が放送された。
ネット上の視聴者からはサッカーの専門知識の欠如を露呈する発言ばかりであるとして批判の声が上がっていた。
例えば、ブラジル代表として登場していたカオ・トゥ・チャンさんは、21日のイラン戦に6対2で勝利したイングランドについてコメントする際、「メイソン・マウントとラヒーム・スターリングがチェルシーFCの勝利に貢献した」と誤った発言をした。
この発言はソーシャルメディア上で拡散され、ネットユーザーからは様々な反応が寄せられた。
多くの視聴者がこの発言を笑った一方で、コメンテーターが全国ネットの生放送で虚偽の発言をすべきではないという不満の声も多く上がった。
ネットユーザーらは女性たちのサッカーに関する知識の欠如だけではなく、時にはサッカーと関係のない発言をしているとも指摘している。
ベトナム作家協会会長兼詩人のグエン・クアン・ティエウ氏はFacebookで「特定チームのファン役を演じて一定の放送時間を占有し、美しい女性たちを解説番組に出演させることには賛成できない」と述べ、「アルゼンチン頑張れ」「カタール頑張れ」といった簡単なコメントと自分が代表するチームの勝利を予想するのみで、番組に専門的な価値が生まれないとして苦言を呈した。
また、複数の視聴者はソーシャルメディア上で「サッカーについてでたらめに話し、笑われることで一般的な女性の価値を下げている」としてVTVへ不快感を示した。
コミュニティ組織であるVietnam organization for Gender Equality(VOGE)は、Facebookで放送局は女性たちを「飾り」として扱い、番組を見ている「男性視聴者を喜ばせるだけだ」と投稿している。
アムステルダム応用科学大学のグエン・フォン・マイ准教授は、自身のFacebookで「VTVは32人の美女を選ぶのではなく、ベトナム女子サッカー代表選手32人を招待するべきだった。そうすることで地元選手の才能を称えるとともに、女性とスポーツに関する固定観念を打破し、文明的で有意義になるだろう」と指摘した。






































