<写真:VnExpress>
金融専門家のファン・ズン・カイン氏によると、ベトナム人の若い世代、特にZ世代は年配の世代よりも浪費する傾向が強い。
VnExpressが6月16日に行った調査では「貯蓄がないため、家族や友人、ローン会社からお金を借りたことがあるか」という質問に対して、回答者の約10%が「はい」と答えている。
専門家によると、過剰な出費による消費スタイルは若者に一時的な幸福感や自信をもたらすが、困難や借金苦に陥った際には自身や家族を支えることが不可能であるといった長期的な経済的影響を引き起こすこともある。
若い独身であれば経済的に気楽でいられるが、特に結婚後は予期せぬ出費に備えなければならず、出産や子育ての費用から両親の介護費用、更には自身の老後の生活費まで事前に準備しておかなければ大きな負担になる。
バックベース社の2021年版報告書「銀行業務と金融の健全性の現状」によると、ベトナム人の約67%が自らを経済的プレッシャーに晒されていると考えている。
同報告書では自身の財源を管理できていないと認める人の割合が、調査対象となった10カ国の中でベトナムが最も高かった。財務管理に関する知識がないため、このグループの多くの人々は生活上の問題が発生した場合にパニックへ陥ってしまう。
ホーチミン市在住のウエンさん(28)は「FOMO(Fear of Miss Out:逃すことへの恐れ)」に悩まされることが多く、月収約2000万ドン(約12万2000円)の大半を友人との交友や化粧品、バッグ、洋服の購入、旅行に費やしており、貯金をすることができないでいる。
ウエンさんは「よく働き、よく遊ぶ現代的な女性になりたい。人生は一度きりなのになぜ出費を計算して青春を無駄にしなければならないのか。給料の2倍使った月もあったが心配はしていない」と自身の浪費を正当化する。
ウエンさんは「平均以上の月給を得ているが、貯蓄がない多くの若者」の一部に過ぎず、こうした若者世代は「YOLO(一度きりの人生)」世代と呼ばれている。
ベトナム国家大学のチン・ティ・ファンラン博士によると、「YOLO」という言葉は、カナダ人ラッパーであるドレイクの曲のひとつである「The Motto」に由来する。
同曲は「誰もが人生は一度きりであり、過去を変えることはできない。毎日を精一杯生きよう」とリスナーを励ましているが、多くの若者がメッセージを誤解し、浪費に走っているという。
同博士は現代社会がより消費主義的であり、人々は自身の外見が自分を決定すると考えているとした上で、最近の人々は知識と興味、経済的な豊かさよりもソーシャルメディア上で自分自身を証明することに頼っていると指摘する。
若者世代の典型的なパターンであったランさんは、金銭的な困難に陥った過去を振り返り、十分な収入を得る方法や貯蓄の方法、投資の方法、財産の管理方法など、誰もが財務管理について学ぶべきであると提案している。



































