<写真:znews.vn>
ベトナム・ホーチミン市警察は、食品の安全を著しく脅かす大規模な不正行為を摘発した。
摘発の対象となったのは、カントー市在住のフイン・ヴァン・チュオン容疑者(47)である。
チュオン容疑者は、工業用化学物質「ナトリウムシリケート(通称:水ガラス)」を使用し、約3000トンに及ぶ田螺(タニシ)の肉を不正に加工・販売していたとして、食品安全法違反の疑いで捜査を受けている。
チュオン容疑者は、タニシ肉の見た目を白く美しく見せ、歯応えを強調する目的で、本来食品用途が禁じられているナトリウムシリケートを使用して加工を行っていた。
ナトリウムシリケートは主に建築資材や接着剤に使用される強アルカリ性の化学物質であり、人体への悪影響が懸念されている。
チュオン容疑者はこの物質を長年にわたりホーチミン市内のキムビエン市場で購入しており、食品加工目的で使用していたことを認めている。
摘発されたのは、ホーチミン市6区に位置する無許可の食品加工施設である。
この施設では、ナトリウムシリケートを用いてタニシ肉を約4時間漬け込む手法が取られていた。
現場からは、加工済みのタニシ肉が3トン以上、未使用のナトリウムシリケートが1.5トン以上押収された。
司法科学機関による検査では、押収されたすべてのタニシ肉からナトリウムシリケートが検出された。
この物質は食品添加物としての使用が禁止されており、口腔や消化器官の損傷、さらには肝臓や腎臓への長期的な健康被害を引き起こす可能性があると専門家は警告している。
2021年から今回の摘発に至るまでの間に、同容疑者は約500トンのナトリウムシリケートを使用し、合計3000トン以上のタニシ肉を加工・販売していたと見られている。
不正によって得た利益は数十億ドンに上ると推定されている。
当局は、関係する個人や企業の関与の有無について捜査を進めるとともに、ナトリウムシリケートを含む違法化学物質の流通経路の解明を急いでいる。
専門家らは消費者に対し、異常に白く光沢があり、過剰な歯応えを持つタニシに対しては十分な注意を払うように呼びかけている。






































