<写真:baochinhphu.vn>
ベトナム各地において、偽造された健康食品や医薬品を製造・販売していた2つの大規模犯罪組織が摘発され、関係先への一斉捜索により数百万点の商品と数十トンの原料が押収された。
捜査の端緒となったのは、TikTokやShopeeといった電子商取引サイト上における異常な販売活動であった。
タインホア省警察の発表によれば、2月8日までにグエン・マイン・トゥー容疑者およびグエン・ヴァン・スアン容疑者ら計26人が、健康食品や医薬品の偽造・販売の容疑で起訴された。
これらの組織は閉鎖的な工場内で偽造品を製造し、完成品をSNSやECサイト上で「米国、日本、オーストラリアからの輸入品」と偽って販売していたことが明らかになった。
容疑者らは外国人になりすましてライブ配信を行い、消費者に信頼感を抱かせる手法を用いていた。
製品は複数の倉庫を経由して出荷されており、出所の特定を困難にしていた。
販売対象は主に高齢者、女性、子どもであり、骨関節向けサプリメント、美白・美肌商品、DHA・カルシウム補助剤、成長促進剤などが取り扱われていた。
1月28日にはハノイ市を拠点とするトゥー容疑者のグループが摘発され、ハノイ市、バクニン省、フンイエン省、ニンビン省の5カ所において大量の偽健康食品が押収された。
さらに2日後には、スアン容疑者およびグエン・ドゥク・ミン容疑者のグループが摘発され、7200箱の製品、250万錠を超える錠剤、200万本以上の容器、22.5トンの原料などが押収された。
これらの原料がすべて市場に流通していた場合、商品の価値はおよそ1500億ドン(約9億円)に上ると見積もられている。
加えて、1月31日には、タインホア省、ヴィンロン省、アンザン省およびホーチミン市において、偽の東洋薬を販売していた別のグループも摘発され、1600箱以上の未認可薬品が押収された。
警察は出所不明の医薬品や健康食品の使用が健康に深刻な悪影響を及ぼすおそれがあるとして、正規品の利用を強く呼びかけている。
特にSNS上でのライブ配信や極端な割引広告には安易に信用を寄せぬよう警戒を促している。




































