<写真:baomoi.com>
ベトナムではバレンタインデーが旧正月(テト)直前と重なり、恋人への贈り物や「お年玉(リーシー)」の扱いを巡って若者の間で議論が広がっている。
両者を分けて用意すべきか、それともまとめて渡すべきかが主な争点である。
多くの若者は、両者は本来の意味が異なるとして分けるべきであると主張している。
リーシーは新年の幸運を願う伝統的な慣習であり、金額は各自の経済状況に応じて柔軟に決めればよいとされる。
一方、バレンタインデーは愛情や個人的な配慮を示す特別な機会であり、別途プレゼントを用意することが望ましいとの声が多い。
新年初日にリーシーを渡し、2月14日には花束や食事、映画鑑賞などを通じて特別な時間を共有すべきであるとの意見も目立つ。
感情面を重視する立場からは「一度にまとめてしまうと特別感が薄れる」との指摘もある。
機会ごとに祝うことで、それぞれの意味や価値を保つことができるとの考え方である。
その一方で、経済事情を踏まえ柔軟に対応すべきであるとする意見も少なくない。
長く交際しているカップルや既婚者からは、少額のリーシーを渡した上で、相手の好みに合わせて一緒に買い物や外食を楽しむといった実用的な方法を支持する声が上がっている。
重要なのは形式ではなく、双方が納得し、楽しめるかどうかであるとの見方である。
また、バレンタインを巡っては、交流サイト(SNS)上で高額な贈り物を披露する投稿が相次ぎ、若者に心理的な圧力を与えているとの指摘もある。
一般の若者からは「SNSは一部を切り取った世界に過ぎない」「他人と比較すれば関係にひずみが生じる」との声が聞かれる。
贈り物の価格よりも、記念日を覚え、気持ちを示す姿勢こそが重要であるとの意見が大勢を占める。
もっとも、一定の配慮や具体的な行動も必要であるとする現実的な見解もある。
収入差があるにもかかわらず、全く贈り物を用意しない場合には、不満や疑問が生じる可能性があるとの指摘である。
総じて、バレンタインとテトが接近する2026年は、恋愛と金銭感覚のバランスが改めて問われている。
形式にとらわれるのではなく、互いの経済状況や価値観を尊重しながら納得できる形を選ぶことが、関係を維持するうえでの鍵であるとの見方が広がっている。





































