<写真:znews.vn>
ハノイ市中心部で、1杯9万~13万ドン(約540〜780円)という高価格帯の抹茶ドリンクを販売する新店舗が注目を集めている。
一般的な相場である5万~6万ドン(約300〜360円)を大きく上回る価格設定であるにもかかわらず、若年層や外国人観光客が列を作る状況が続いている。
店舗は旧市街ハンガイ通りに位置する。午前10時前後には約20人が店先に並び、客層は地元の若者や欧米からの旅行者が中心である。
来店客の1人は、SNSでの評判をきっかけに半日休暇を取得し、購入に訪れたと語っている。
12万ドン(約720円の抹茶ラテを購入した客は「これまでハノイで買った中で最も高価」としながらも、濃厚な茶の風味に満足感を示した。
一方、英国人観光客は13万ドン(約780円)のオーツミルク入り抹茶を注文し、「量はやや少ないが、甘さとコクのバランスが良い」と評価している。
同店の抹茶商品は8万~13万ドン(約480〜780円)が中心価格帯で、ハノイ市内でも最高水準に位置する。
平均待ち時間は15~25分程度である。
1階は開放的な設計とし、来店客が抹茶を点てる工程を間近で見られる演出を取り入れるなど、「体験型」消費を前面に打ち出している点が特徴である。
価格を巡っては、愛好家の間で賛否が分かれている。「価格に見合う価値があるのか」との疑問の声も上がる。
これに対し店舗側は、価格は原材料の品質を反映したものであると説明する。
抹茶は日本の宇治および鹿児島産の有機茶葉を使用し、全量を日本から直輸入しているという。
有機抹茶は世界生産量の約1%にとどまる希少品である。さらに砂糖や乳製品も日本産を採用しており、これらがコストを押し上げる要因になっているとする。
世界的に抹茶人気が高まる中、日本産茶葉の需給は逼迫している。こうした状況を背景に、ハノイ市でも高付加価値型商品の受容性を探る動きが広がっている。






































