<写真:phunuonline.com.vn>
2026年のテト(旧正月)を目前に控え、ハノイ市内では配車アプリや宅配サービスの需給が大きく逼迫している。
運賃が通常の約2倍に上昇しても、車両や配達員の確保が難しい状況である。
利用者によれば、2月12日(旧暦12月25日)朝、タイモー地区からカウザイ区まで約7kmを移動するバイク配車の料金は8万ドン(約480円)に達し、平時の約2倍となった。
それにもかかわらず、配車が確定するまで約30分を要したという。
複数のアプリを同時に利用しても近隣の運転手が見つからないケースが多く、最終的に路上でタクシーを拾う利用者も見受けられる。
背景には、帰省や副業への切り替えに伴う稼働運転手の減少がある。
加えて、年末特有の交通渋滞が深刻化しており、運転手は迎車や配達に通常より長い時間を要している。
この影響で、飲食店や小売店の一部ではアプリ経由で配達員を確保できず、独自に専属配達員を手配する動きが広がっている。
贈答需要の増加により、1日50件超の配送をこなす店舗もあり、市内配送1件当たりの報酬が5万ドン(約300円)以上に上る例もある。
配車大手のBe Groupは、テト期間中の利用が急増していると明らかにした。
バイク配車「beBike」は通常比約1.5倍、自動車配車「beCar」は約2倍に拡大しているという。
最大250万ドン(約1万5000円)のボーナス支給などにより、運転手の稼働を促進している。
電動タクシーを展開するXanh SMも、時間帯別に1件当たり最大1万5000ドン(約90円)を上乗せ支給する施策を導入した。
Grabも繁忙期には迎車および運行時間が長期化していると説明している。
需要は週末まで高水準が続く見通しである。その後は帰省に伴い一時的に落ち着くとみられるが、連休明けには首都へ戻る動きとともに、再び需要が拡大する可能性が高い。






































