〈写真:znews.vn〉
年始に性交渉を控えるべきかという問いがある。民間には「年初に性行為をすると不運を招く」との俗説が存在するが、医学的根拠は認められていない。
専門医は、避けるべきは不運ではなく、不安全な行為であると指摘する。
ベトナムの男性健康専門医は、科学において「縁起」と性行為の時期を結び付ける概念は存在しないと説明する。
医学が重視するのは、安全性、双方の同意、そして体調である。重要なのは不運か否かではなく、適切かつ安全であるかどうかである。
双方が自発的で健康な状態にある場合、性行為はストレス軽減や関係性の強化に寄与する生理的活動である。エンドルフィンやオキシトシンの分泌が促され、心理的安定にもつながる。
一方で、年始であっても慎重さが求められる状況がある。第一に飲酒後である。アルコールは一時的に高揚感をもたらすが、中枢神経を抑制し、判断力や反応速度を低下させる。
男性では一過性の勃起障害を招く場合もある。
第二に、過食や過労、睡眠不足の状態である。性行為は一定の身体的負荷を伴うため、極度の疲労時には動悸や息切れを引き起こす可能性がある。
無理を重ねれば心臓への負担となり得る。
第三に、心血管疾患が十分に管理されていない場合である。胸痛や高血圧などの症状がある者は、自己判断で行動せず、事前に医師へ相談することが望ましい。
さらに医師は、真に避けるべき行為として、相手が疲労している状況での強要、安全対策を欠いた性行為、出所不明の強壮薬の使用を挙げる。
特にPDE5阻害薬と硝酸薬の併用は、重篤な低血圧を引き起こす危険がある。
臨床現場では「年初は完璧でなければならない」という過度な期待が心理的負担となり、結果としてトラブルを招く例も少なくない。
医師は、飲酒や睡眠不足が重なったことによる一時的な不調は生理的反応の範囲内であり、直ちに疾患と結論付けるべきではないと強調する。
年始に求められるのは、迷信に基づく禁欲ではなく、冷静な判断と相互尊重である。
過度な飲酒や疲労がある場合には無理を避け、十分な休息を優先することが、健全な新年の出発につながるのである。








































