<写真:tuoitre-vn>
ホーチミン市では、学齢期の子どもの肥満が深刻化している。
12日に開かれた肥満対策に関する討論会で、ホーチミン市の専門家は6〜18歳の児童・生徒の4割超が過体重または肥満の状態にあると明らかにした。
主な要因は、砂糖を多く含む飲料やファストフードの常食である。
ホーチミン市栄養食品協会のドー・ティ・ゴック・ジエップ会長は、世界保健機関(WHO)が肥満を慢性疾患と位置づけていると説明したうえで、肥満関連疾患による死亡は低栄養による死亡を大きく上回るとの見方を示した。
ベトナムでは、この約10年で過体重・肥満の割合が約2倍に拡大した。全国では成人のおよそ21%が該当するとされるが、子どもの比率はさらに高い。
学齢期全体では約20%が過体重または肥満であり、ホーチミン市では成人が37〜38%、子どもは約44%に達する見通しである。
医師らは、若年層の肥満拡大の背景として、偏った食生活、運動不足、早食い、慢性的な炎症、遺伝的要因、経済環境など複数の要素を挙げている。
なかでも、果実茶、ミルクティー、清涼飲料、ファストフードなど、糖分や塩分の多い食品の摂取が大きな問題とされている。
流行を追った大食いや「モクバン」型の過剰摂食も悪影響を及ぼすと指摘されている。
ホーチミン市で内分泌・糖尿病・肥満分野を専門とする医師のチュオン・フオック・タン氏は、精製糖を継続的に摂取すると血糖値が急上昇し、インスリン抵抗性を招きやすいと指摘する。
その結果、若年層でも2型糖尿病の前段階や発症につながる恐れがあるという。
さらに夜食の習慣は、肥満に加え、不眠、消化不良、胃食道逆流などを引き起こす可能性があり、若年層の脳卒中リスクの上昇とも無関係ではないとの見解を示している。
治療においては、BMIや腹囲と腰囲の比率などを基に肥満の程度を評価したうえで、生活習慣の改善を進める必要がある。
摂取エネルギーを消費エネルギーより低く抑え、たんぱく質、脂質、炭水化物の配分を調整し、加工食品や高糖・高塩分食品を減らすことが基本である。
これに加え、運動の併用も欠かせない。
通常の減量が難しい重症例では、胃スリーブ手術、胃バイパス手術、胃バンディング、胃内バルーン留置などの外科的治療が選択肢となる。
ただし、専門家は信頼できる医療機関で治療を受けるように呼びかけている。








































