<写真:baomoi.com>
ベトナム南部タイニン省の人民裁判所は23日、殺人未遂の罪で同省在住のファム・バン・クオン被告(30)に対し、懲役10年の判決を言い渡した。
起訴状によれば、クオン被告は妻と6歳の子どもとともに賃貸住宅で生活していた。
2025年9月28日早朝、覚醒剤を使用して帰宅したクオン被告は、妻から非難されたことに激高した。
そして、向かいの部屋から長さ約19.5cmのはさみを持ち出して妻の背中や肩を複数回刺した。
逃げた妻が転倒すると、さらに胸部や腹部を刺すなど執拗に攻撃を加えた。
妻は別の部屋に逃げ込み施錠することで難を逃れたが、クオン被告は扉を破ろうとするなど追撃を試みた。
妻が「子どもの将来のためにやめてほしい」と訴えたことで、クオン被告は犯行を中止し、その後、自ら妻を病院へ搬送した。
妻は全身の34%に及ぶ傷害を負っていた。
裁判所は胸部や背部の刺創はいずれも致命的となり得たと指摘し、死亡しなかったのはクオン被告の意思によるものではないとして、未遂の殺人に該当すると認定した。
検察は懲役12年から14年を求刑していたが、妻が損害賠償を求めず減刑を嘆願したことや、クオン被告が罪を認め反省の態度を示したことを考慮し、裁判所は求刑を下回る懲役10年の判決を言い渡した。
なお、クオン被告の薬物使用については犯罪構成要件を満たさないとして本件とは切り離され、関係当局が薬物の入手経路の特定および関係者の処理を進めている。


































