〈写真:znews.vn〉
ベトナム中部ダナン市のソンチャー半島で、路上を不法占拠して移動式カフェを開いていた女性が、取締りを逃れるためテーブルや椅子を崖下に投げ捨てていたことが明らかになった。
地元当局は、環境や景観を損なう行為であるとして是正を求め、再発防止を誓約させた。
地元警察によると、この女性はレ・ティ・キエウ氏(40)で、3月28日午後4時頃、ホアンサ通り沿いのソンチャー半島で無許可の飲料販売を行っていた。
都市秩序違反の摘発に向かう合同取締班の接近を知り、没収を免れる目的で金属製の折り畳み椅子などを斜面下に投げたという。
この一連の行為は、セルビア人観光客のジェス氏が撮影し、SNSに投稿した動画によって広く拡散した。
映像には、女性が短時間のうちに椅子を次々と谷側へ放り投げる様子が収められており、自然環境を損なう行為として批判が集まった。
女性は当局の聴取に対して「罰金を恐れた」と説明した。約1時間後に崖下へ降りて物品を回収しており、不法投棄の意思はなかったと主張している。
当局は、道路や歩道の不法占拠をやめるよう指導するとともに、保全区域の景観保護を徹底するように求めた。
ダナン市では現在、都市秩序の是正が重点的に進められている。
8日にはソンチャー街区の関係当局がホアンサ通り沿いで一斉取締りを実施し、自発的に営業している露店の撤去に乗り出した。
地元政府によれば、半島へ向かう道路では露天商が増加しており、崖際に机や椅子を並べる営業形態が交通の妨げや事故の原因になっているという。
ソンチャー半島は、面積約4400haの自然保護区であり、ダナンの「緑の肺」とも呼ばれる。
希少種のアカアシドゥクラングールが生息することでも知られており、当局は景観の保全に加え、森林と海が一体となった生態系への悪影響を防ぐ観点からも管理を強化している。




































