<写真:nld.com.vn>
ベトナム南部タイニン省で、迷信に基づく「悪霊払い」と称した暴行により父子2人が死亡した事件で、同省人民裁判所は4月22日、関係者5人に殺人罪で7~10年の有期刑を言い渡した。
判決を受けたのは、マイ・バン・ハウ(40)、マイ・ティ・ラン(48)、マイ・チョン・ヒエウ(34)、グエン・ミン・チー(23)、マイ・バン・タオ(28)の5人である。
タオはこれに加え、違法薬物の使用・所持に関する別件で9年の刑も科された。
裁判所は、被告らの行為は極めて危険であり、迷信により家族の生命を侵害したと指摘した。
捜査の結果、主導したマイ・ティ・ニョーと妹のマイ・ティ・トゥエンは統合失調症による妄想状態にあったと認定され、刑事責任能力がないとして捜査は停止され、治療措置が取られた。
起訴状によると、2023年10月、ニョーはタイニン省チャンバン市ドントゥアン社の実家を訪れ、亡父の霊が自身に乗り移ったと主張し、「罪の赦しの儀式」を行うように求めた。
親族21人を集め、その中には弟のマイ・チョン・チュンとその息子ダン・チョン・クイも含まれていた。
ニョーとトゥエンは線香を焚き、「悪霊が取りついている」として、参加者に毛布をかぶせ、儀式を実施した。
チュンが「取りつかれている」とされ、被告らは手足を押さえつけ、スプーンで口をこじ開けて茶や酒を流し込み、燃えた線香を頭に押し当てたほか、毛布で顔を覆い殴打を繰り返した。
こうした行為は約1時間にわたり繰り返され、チュンが抵抗しなくなると衣服を替え、祭壇前に寝かせた。
その後、さらに家族4人が同様に「取りつかれている」とされ、同様の行為が続けられた。竹で物を叩き、家の周囲に米や塩をまくなどの行為も行われた。
翌日午前10時頃、ニョーは再びチュン親子が「取りつかれている」として、茶や酒、オレンジ水を飲ませて吐かせる行為を強要した。
さらにクイの口をかむなどの行為もあった。2人が意識を失った後、毛布で覆われた。
その後、ニョーは母親にも暴行を加えようとしたが制止された。間もなくチュン親子に生命反応がないことが確認され、通報された。
2人は搬送前にすでに死亡しており、窒息に加え、全身の打撲ややけど、歯の損傷が確認された。
また、儀式に一晩中参加させられ、飲食や連絡手段を制限された家族の一部も衰弱し、入院を余儀なくされた。




































