<写真:baotintuc.vn>
中東の紛争を背景に、世界的なコンドーム供給が逼迫する可能性が浮上しており、最大手メーカーは価格の大幅引き上げを検討している。
マレーシアのコンドーム最大手カレックスは、製品価格を20〜30%引き上げる計画を明らかにした。
4月21日付の報道によると、イランでの戦闘に起因するサプライチェーンの混乱が長期化すれば、さらなる値上げもあり得るとしている。
同社が一部製造を受託する主力ブランドの1つ、デュレックスの基本ラインでは、3個入りの小箱の平均価格が現在6万〜7万5000ドン(約360~450円)である。
30%の値上げが実施された場合、1万8000〜2万2500ドン(約108~135円)上昇し、7万8000〜9万7500ドン(約468~585円)に達する見通しである。
同様に、自社ブランドのONEでは、3個入りが4万5000〜5万5000ドン(約270~330円)で販売されている。
30%の値上げにより、1万3500〜1万6500ドン(約81~99円)上昇し、5万8500〜7万1500ドン(約351~429円)となる可能性がある。
2月末に戦闘が始まって以降、中東からのエネルギーおよび石油化学製品の供給が大きく阻害されている。
これにより、合成ゴム、ニトリル、包装用アルミ箔、シリコンオイル、潤滑剤などの原材料価格が急騰している。
同社のゴー・ミア・キアット最高経営責任者(CEO)は、コスト上昇を顧客に転嫁せざるを得ない状況であると述べた。
物流面でも混乱が生じている。海上輸送では大量の貨物が滞留し、製品の市場到着が遅れている。
欧州や米国向け輸出の配送期間は現在、通常の約2倍にあたる2カ月近くに延びている。
カレックスは年間50億個以上の生産能力を持ち、コンドームのほか潤滑剤や医療用製品も手がける。
130カ国以上に輸出しており、デュレックスやトロージャンといったブランドへの供給に加え、英国の国民保健サービス(NHS)や国連の支援プログラムにも製品を提供している。
同社は今後数カ月分の供給は確保しているとしつつ、生産拡大に努めている。
一方、2025年に対外援助予算が大幅に削減された影響で、世界的な備蓄はすでに大きく減少していると指摘されている。



































