<写真:dantri.com.vn>
ベトナム中部クアンチ省の山間部で、セミを捕獲して調理・摂取したことによる食中毒が相次いでいる。
クアンチ省フオンホア地区総合病院のグエン・ベト・ドゥック院長によると、4月1日から5月3日までに、17歳から86歳までの患者9人がセミによる中毒で搬送された。
患者はいずれもフオンフン、リア、タンラップ、ケサンの各地域から来院した。
多くの患者は野生のセミを採取し、油で揚げて食べた後、腹痛、発熱、下痢、嘔吐、発疹などの症状を発症した。
重症例では呼吸困難やアナフィラキシーショックに至り、迅速な処置が行われない場合は生命に関わる可能性がある。
治療には点滴や電解質補給、抗生物質、抗ショック薬、消化酵素などが用いられ、回復まで通常5~7日を要するという。
現地では保健当局が繰り返し注意喚起を行っているものの、セミを食用とする習慣は依然として残っており、同病院では毎年夏季を中心に10件以上の中毒症例を確認している。
原因については、セミが地中で生息する過程で有毒な真菌や病原体に感染しやすいことが指摘されている。
条件が整うと真菌の胞子が増殖し、幼虫体内に侵入する可能性がある。
また、セミに含まれるタンパク質がアレルギー反応を引き起こし、重篤なショック症状につながる場合もある。
保健当局は、特に高温期においてセミを食材として利用しないように住民へ呼びかけている。



































