<写真:phunuonline.com.vn>
ベトナムでは28歳から35歳の女性が「価値が下がる」と見なされる風潮を巡り、年齢によって女性の価値を評価する考え方が議論の的となっている。
「30歳を過ぎた女性は旬を過ぎる」「成功した男性は若い女性を好む」などの発言が、SNSや各種コミュニティで広がっている。
問題視されているのは、男性の好みそのものではなく、女性が「使用期限のある商品」のように扱われ、若さがほぼ唯一の評価基準とされる点である。
28歳から35歳の女性の多くは、職業的に安定し、収入や人生経験、精神的成熟を備える時期にある。
しかし、こうした側面が評価される一方で、「年齢が高い」「若い女性と競争できない」といった無言の圧力に直面するケースも少なくない。
SNS上では、30歳以降の女性は「結婚市場で価値が下がる」とする意見が拡散される一方、男性は年齢や経済力によって価値が高まるとする見方も見られる。
こうした発言は多くの閲覧数を集め、年齢や孤独への不安を刺激している。
その影響で、一部の若い女性は「結婚に遅れる」ことへの不安から早期の結婚を急いだり、外見の変化に過度に敏感になったりする傾向もある。
31歳の会社員の女性は、家族の集まりのたびに結婚時期を問われ、「30歳を過ぎた女性は選ばれない」と言われることで心理的な負担を感じていると語る。
一方で、外見や若さが恋愛において一定の魅力を持つことは否定できないものの、それを絶対的な基準とする見方には偏りがあるとの指摘もある。
成熟した男性の中には、外見だけではなく、価値観の一致や感情の安定、相互理解を重視するケースもある。
また、30歳から35歳の女性の中には、経済的自立を果たし、結婚を必須の目標としない生き方を選ぶ人も増えている。
適切な相手に出会うまで結婚を遅らせる、あるいは結婚しない選択も見られる。
社会的には、年齢を重ねた男性が若い女性と交際することは受け入れられやすい一方、同年代の未婚女性には厳しい視線が向けられる傾向がある。
40歳の未婚男性は「仕事に専念している」と評価される一方、同年齢の女性は同情や疑念の目で見られる場合もある。
こうした評価の差が議論を一層激化させ、「価値が下がる」という表現が女性に対して用いられること自体に批判が集まっている。
本来は商品に使われる言葉が人間に適用されることに違和感を示す声も多い。
30代の女性は、教育やキャリア形成、家庭への貢献、個人的な経験を通じて成長を遂げているが、それらが年齢のみで否定される場面もあるとされる。
一方、安定した関係には外見以上に、尊重や責任、相互の支え合いが不可欠とされる。
30歳で修士課程修了後に結婚した女性は「結婚や出産、独身生活は個人の選択であり、女性の価値は若さで決まるものではない」と述べている。






































