<写真:nld.com.vn>
ベトナムの平均身長は依然として世界で低い水準にあり、改善に向けた取り組みが進められている。
研究によると、ベトナムは現在も平均身長が低い国の下位30%に属しており、19歳時点の平均身長は男性が201の国・地域中154位、女性が146位に位置している。
こうした状況を受け、5月12日、ハノイ市のホアンジエウ小学校で、子どもの体格向上を目指すコミュニティキャンペーン「健康で高い世代のために」が開始された。
イベントには児童、保護者、専門家ら1000人以上が参加した。
同キャンペーンは6歳から12歳の児童を対象とし、栄養、運動、科学的な生活習慣に関する認識向上を図る内容である。
ベトナム応用医学研究所の所長、チュオン・ホン・ソン博士は、国内の青少年の平均身長は依然として世界的に低い水準にあると指摘している。
また、多くの保護者が子どもの発育が基準に達しているか把握できていないと述べた。
ソン博士によると、身長は遺伝、栄養、運動、睡眠・生活環境の4要因に左右される。
このうち栄養の影響は約32%と最も大きく、遺伝の23%を上回る。
また、子どもの身長の潜在能力の75%以上は、適切な栄養、運動、生活習慣によって改善可能であるとし、正しい理解と早期の対応、日常的な取り組みが重要であると強調した。
さらに、身長は健康とも密接に関係しているとし、同じ体重60kgでも、身長170cmであれば標準的に見える一方、150cmでは過体重や肥満とみなされる可能性があると説明した。
現在、過体重や肥満は慢性疾患の主要因の1つであり、これらの疾患は世界の死亡の約80%を占めているとされる。
身長は慢性疾患や早期死亡リスクとも関連しているという。
専門家は特に6歳から12歳を身長発達の「黄金期」と位置付け、この時期における適切な栄養摂取、日常的な運動、十分な睡眠が将来の体格形成に重要であると指摘している。
同キャンペーンでは、世界保健機関(WHO)の基準に基づくオンライン身長評価ツールの構築も進めている。
これにより保護者が子どもの発育状況を把握し、年齢や体格に応じた助言を受けられるようにする。
また、子どもに対し、日常的な運動、十分な栄養、適切な睡眠、ビタミンDの補給という4つの習慣の維持を呼びかけるとともに、ガイドブックや動画、運動プログラムの提供も行うとしている。

































