〈写真:dantri.com.vn〉
ベトナム建設省は、航空便の遅延や欠航時の乗客補償について、補償額を25%引き上げるとともに、バウチャーや航空会社のポイントによる支払いを新たに認める案を示した。
同省は現在、航空輸送に関する通達案について意見募集を行っている。
現行制度で認められている現金、銀行振込、無料航空券などの補償手段は維持する一方、新たに支払い用バウチャーやポイント付与を追加する方針である。
返金手続きの期間については、バウチャーは7日、現金または振込は21日、クレジットカードは45日、代理店経由の場合は60日とする案が示された。
補償額は、欠航や大幅遅延時に支払われる前払い補償金を25%引き上げる。
国内線では、500km未満の路線で25万ドン(約1500円)に、500km以上1000km未満で37万5000ドン(約2250円)、1000km以上で50万ドン(約3000円)へとそれぞれ増額する。
国際線では、1000km未満で30ドル(約4650円)、5000km以上で180ドル(約2万7900円)とし、現行の25ドル(約3875円)および150ドル(約2万3250円)から引き上げる。
同省によると、これらの水準は2015年から2025年にかけた米ドルのインフレ率25%を踏まえて設定したという。
現行では、オーバーブッキングによる搭乗拒否や、4時間以上の遅延・欠航が発生した場合に前払い補償が適用される。
乗客は航空会社や販売窓口に対し、直接またはオンラインで申請する必要がある。
通達案では、航空会社による補償実施期限を、遅延・欠航発生日から30営業日以内とし、現行の14日から倍増させることも盛り込まれた。
2026年4月の国内航空では、遅延便は943便で全体の14%を占め、欠航は48便で0.4%であった。
2025年10月の国会では、遅延や欠航時に航空会社が謝罪のみで対応するケースは不十分との指摘が相次ぎ、補償制度の強化を求める声が上がっていた。
建設相のチャン・ホン・ミン氏は当時、インフラ不足により15分から1時間程度の遅延が発生していると説明し、ロンタイン国際空港の運用開始により課題の解消が見込まれると述べている。



































