<写真:baodautu.vn>
ホーチミン市は例年6月中旬以降にデング熱が急増することを受け、予防対策の強化に乗り出した。
ホーチミン市疾病管理センターのレ・ホン・ガー副所長は14日の記者会見で、毎年の傾向として6月中旬からデング熱患者が急速に増加すると指摘した。
一方、手足口病は現在やや減少傾向にあるものの、新学期に入ると再び複雑化し増加する可能性があるとした。
髄膜炎菌感染症、狂犬病、インフルエンザなどの感染症についても引き続き警戒が必要としている。
夏季の感染症増加を踏まえ、同センターは保健当局に対し複数の対策を提案した。
具体的には、6月15日のASEANデング熱予防デーに合わせた活動の実施や、ボウフラや媒介蚊の発生源の点検・処理、環境衛生の一斉清掃を進める。
これらの取り組みは各区・坊・地域コミュニティまで展開し、住民参加を促す。
また、ワクチン接種の啓発を強化し、原因不明の発熱がある場合は子ども・成人を問わず速やかに医療機関で診察を受けるように呼びかけた。
研究によれば、特定の人を蚊が好む要因について、血液型よりも体臭が重要であることが示されている。
フランス開発研究所(IRD)のシマール博士は、蚊が特定の血液型を好むとする説について「科学的根拠はない」と指摘した。
これまでの研究は対象人数が少なく、肌の色や目、髪の色とも関連は確認されていない。
一方で、体臭は決定的な役割を果たす。人の皮膚上の微生物が生み出す「分子の混合物」が、蚊に対する引き寄せの強さを左右する。
人は300から1000種類のにおい成分を放出しているとされるが、どの成分が蚊を引き寄せるかの解明が進められている段階である。
ネッタイシマカを用いた調査結果では、蚊が最大1000種類のにおい成分のうち27種類を組み合わせて人を識別していることが確認された。
特に蚊を引き寄せやすい人は、皮脂の分解によって生成される特定の化合物を多く放出していた。
妊娠中期の女性もこの傾向が見られ、わずかな量の増加でも蚊の反応に大きな差が生じることが分かった。
また、飲酒も蚊を引き寄せる要因となる。アルコールは体温上昇や呼気中の二酸化炭素量の増加、皮膚のにおい変化を引き起こすとされる。
ビールを摂取した被験者は水を摂取した場合と比べ、ハマダラカにより強く引き寄せられた。
2023年にオランダで行われた465人を対象とした研究でも、飲酒後24時間以内の人はメスのハマダラカに引き寄せられる確率が1.35倍高かった。
気候変動により蚊の生息域が拡大する中、特定の人が狙われやすい理由の解明は重要性を増している。
シマール博士は、肌の露出を避ける衣服の着用や蚊帳の使用、忌避剤の利用に加え、飲酒を控えることなどを対策として挙げている。





































