<写真:baochinhphu.vn>
ベトコムバンクは5月12日から、日本および香港において、QRコードを用いた越境決済サービスを開始した。
同行の顧客は、海外渡航時にアプリ「VCB Digibank」を利用し、現地でQRコードを読み取ることで直接支払いが可能となる。
現金の両替や他アプリの導入は不要で、店舗側のQRコードを読み取る方法と、自身のQRコードを提示する方法の双方に対応する。
決済時には為替レートと支払金額が事前に表示され、確認後に認証を行うことで取引が完了する。
取引履歴はアプリ上に保存され、支出管理が可能である。
すべての支払いはベトナムドン口座から直接行われるため、事前の外貨準備も不要となる。
現在、同サービスの利用手数料は無料としている。
日本と香港は、観光や出張、留学などでベトナム人の渡航先として人気が高く、QRコード決済がコンビニエンスストアやスーパー、飲食店、観光地、公共交通機関などで広く普及している地域である。
同サービスは、国際決済プラットフォーム「Alipay+」との連携により実現した。
Alipay+は、世界で10億人以上のユーザーと1億5000万カ所以上の加盟店を、50以上の国・地域で結ぶ決済基盤である。
今回の日本・香港への展開により、ベトコムバンクは中国、韓国、シンガポール、マレーシアなどを含む複数市場でのQR決済サービスを提供している。
同行は4月、ベトナム国内で初めて複数国対応の越境QR決済を導入しており、今回の拡張はその延長線上に位置付けられる。
統計総局によると、2025年のベトナムの出国者数は約670万人で、前年比26.4%増となった。
日本と香港はいずれも主要な渡航先の1つとなっている。






































