<写真:baomoi.com>
ハノイ市公安当局は5月19日、香港からベトナムへ金を密輸する大規模組織を摘発し、約300kgの取引があったと発表した。取引額は約1兆2000億ドン(約68億4000万円)に上る。
同市公安の捜査機関は密輸の疑いで7人を起訴した。内訳は中国籍5人とベトナム人2人である。
捜査によると、組織は電子機器の貨物に金を巧妙に隠し、香港からベトナムへ密輸していた。
2025年10月頃に不審な動きを把握し、約6カ月の追跡を経て、ハノイ市ボーデー地区で金の売買を行っていた現場を摘発した。現場では金塊約5kgなどを押収した。
首謀者は中国人で、顧客の注文を受けて密輸を指示していた。
ベトナム側ではバクニン省在住のド・ミン・ドゥック(38)が受け取り役となり、運搬手配や引き渡しを担った。
ドゥックは中国語に通じており、中国人の関係者5人への仲介役も務めていた。
金は国内到着後、化学処理で洗浄され、溶解・鋳造して金塊に加工されたうえで、バクニン省やハノイ市の顧客に引き渡されていた。
取引代金はドゥックが受け取り、暗号資産USDTに換えて複数の口座へ送金していた。
供述によると、ドゥックは途中で違法性を認識していたが、月1億5000万〜2億ドン(約86万〜114万円)の高額報酬を理由に関与を続けたという。
金の販売価格は1kg当たり40億ドン超(約2280万円超)とされる。
当局は2026年3月から摘発までに、同組織が約300kgの金を流通させたとみている。
一方、ホーチミン市公安当局も同日、カンボジアから金を密輸したとして2人を逮捕したと発表した。
逮捕されたのはバクニン省在住のブー・ティ・ゴック・アイン(49)とホーチミン市在住のグエン・ズイ・タン(45)である。
4月20日、タンソンニャット国際空港でアインが約2.2kgの約97億ドン(約5530万円)相当の純金を所持していたことから発覚した。
金はカンボジアで購入し、国内で販売する目的であった。
組織は資金を米ドルに換え、複数人に分散してカンボジアへ持ち出し、プノンペンで装飾品として金を購入していた。
帰国時には身に着ける形で持ち込み、国内で再び溶解・鋳造して出所を隠していた。
捜査当局は2026年初め以降、この組織が約10回にわたり金を運び、1回当たり約300億ドン(約1億7100万円)規模の取引を行っていたとみている。






































