〈写真:baodongthap.vn〉
2026年のテト(旧正月)以降、ベトナム南部メコンデルタ地域でジャックフルーツ果の価格が急落し、低水準が続いており、多くの農家が損失に直面している。
ドンタップ省や周辺地域の主要産地では、タイ種ジャックフルーツのA級品の価格は現在、1kg当たり6000~9000ドン(約36~54円)にとどまる。
小玉や市場向け品は約2000ドン(約12円)まで下落している。
ドンタップ省タインフー村の農家は、価格の低迷を受けて果実を房に分け、乾燥ジャックフルーツ加工業者に販売して損失の軽減を図っていると語った。
商人によると、今回のような長期的な価格下落は近年まれである。
価格低迷に加え、生産コストの上昇も重なり、未熟果の摘果や果樹の伐採、他作物への転換に踏み切る農家も出ている。
一部の集荷業者によれば、ジャックフルーツの主な輸出先は中国であるが、最近は検査手続きの滞りにより通関が進まず、価格下落の主因となっている。
カドミウム汚染が確認され返送された輸出品が国内市場で投げ売りされ、需給に大きな圧力をかけている。
損失リスクの高まりを受け、企業や集荷業者は仕入れに慎重な姿勢を強めている。
現在、集荷活動自体はおおむね正常化しているが、中国市場での消費が鈍く、価格は回復していない。
ドンタップ省はメコンデルタでも有数のジャックフルーツ産地で、栽培面積は2万5680haに達し、このうち約2万500haが収穫期にある。
年間供給量は約43万7000トンで、6,000haに対して180の栽培地域コードが付与されている。
こうした状況を受け、省人民委員会は農業環境省に対し、輸出向け検査サンプルの採取強化を要請した。
地元農業部門は農家に対し、安全な栽培手順の厳守や重金属残留の管理徹底を呼びかけている。






































