<写真:dantri.com.vn>
ベトナムの銀行システムにおける個人預金残高が、2026年1月末時点で1京3000兆ドン(約61兆8000億円)を超えたことが明らかになった。
ベトナム国家銀行の最新統計によると、同時点の個人預金は2025年末比で0.45%増加した。
一方、企業および経済団体の預金残高は6000兆ドン(約36兆円)超にとどまり、1.62%減少した。
また、同銀行によれば、2026年5月中旬時点の国内総与信残高は約1京9400兆ドン(約116兆4000億円)で、前年同期比18.3%増となった。
資金調達残高は約1京8000兆ドン(約108兆円)で、約14.9%の増加にとどまった。
信用成長率が資金調達の伸びを上回る状況が続いており、銀行の流動性に対する圧力が高まる可能性がある。
金利動向については、国家銀行の要請を受け、各行の預金金利は4月初旬に比べて1〜2%引き下げられた。
例えば、VPBankではオンラインの6カ月定期預金が1億ドン(約60万円)で年6.2%、Sacombankではオンライン預金で最長24〜36カ月の年7.1%が最高水準となっている。
国有商業銀行では低水準で安定しており、Agribankは24カ月定期で年6%、6〜11カ月では年4%を適用する。
Vietcombankのオンライン6カ月定期は年3.5%で、最長24カ月で年6%となっている。
国家銀行は市場操作や各種政策手段を通じて流動性を支援しており、最長2カ月の資金供給や外貨スワップ取引を実施している。
これにより銀行間市場から預金市場への金利低下の波及を促している。
その結果、新規預金の平均金利は約5.7%と、3月末比で約0.26%低下し、貸出金利も緩やかな低下傾向を示している。
さらに国家銀行は、各地域支店に対し、銀行ごとの預金・貸出金利の監視強化を指示した。市場平均を大きく上回る預金金利を提示する銀行については、検査対象とする方針である。
低金利の維持により、個人および企業の資金調達コストの抑制を図るとしている。


































