〈写真:thanhnien.vn〉
ベトナム中部ダナン市では生活ごみの発生量が1日1600〜1700トンに達する一方、人手不足により清掃労働者1人あたりの回収量が1日8〜10トンに増加し、ごみの滞留が各地で発生している。
タインケー環境チームに所属する作業員は、午前5時から夕方まで働くが「回収しても追いつかない」と語る。
住民の不法投棄も多く、回収が遅れると苦情が寄せられる状況である。
約20年間勤務する同人物は、1日あたり容量660kgのごみ容器を約11個、多い日は15個処理し、建設廃材や大型廃棄物を含め約8トンに上る。
5年前と比べて約1.5倍に増加しており、祝祭日にはさらに負担が増す。
収入面では、1日当たりの賃金22万5000ドン(約1350円)と食事手当2万5000ドン(約150円)を含め、月収は600万ドン(約3万6000円)余りにとどまる。
同様の年齢層と賃金水準の労働者が多数を占める中、ダナン都市環境社は、45歳以上が半数超を占める高齢化が進行し、低賃金のため新規採用が困難と指摘する。
本来月26日勤務の規定に対し、実際には28〜29日勤務を余儀なくされている。
また、清掃業務の受注単価が旧来の基礎賃金149万ドン(約8940円)に基づくままであることが、企業の赤字要因となっている。
ダナン市の家庭ごみ収集料金は2017年以降据え置かれており、集合住宅で月1万5000ドン(約90円)、路地内住宅で2万5000ドン(約150円)、路面住宅で3万ドン(約180円)となっている。
一方、ハノイ都市環境会社中部支社は、約4万世帯から1日150トンのごみを回収しているが、料金水準の低さがサービス向上の制約になっていると指摘する。
同社は労働者の実質月収を1000万〜1500万ドン(約6万〜9万円)に維持するため赤字補填を行っているが、人材確保は困難な状況が続く。
同社は、新たな技術基準に基づく収集サービス価格の早期策定と、夜間の不法投棄に対する監視強化を提言した。
ダナン市人民委員会は5月22日の会議で、入札制度の導入によるサービス品質の標準化を進める方針を示し、各区・坊に対し2カ月以内の契約手続きを求めた。
移行期間中は現行の人件費単価を適用し、労働者の収入改善を図る。
ダナン市はまた、清掃基準の恣意的な引き下げを防ぐため制度の見直しを進め、統一単価の適用を徹底する方針である。


































