<写真:tuoitre.vn>
オリーブオイルとレモン果汁を混ぜて毎朝飲む習慣がSNSで広がる中、医師らは健康効果について十分な科学的根拠はないと指摘している。
この習慣は、美肌や減量、肝臓の解毒、腸内浄化、消化改善などを期待して実践されている。
海外では、あるユーザーが7日間続ける様子を投稿し、800万回以上の再生を記録した。
ベトナム国内でも著名人やモデルを含む多くの利用者が取り入れ、一定期間後の体調変化を共有している。
しかし、ホーチミン市のグエン・チー・フオン病院消化器・肝胆科の医師は、両食品はいずれも一般的な食材であるとしつつも、混合して飲むことの可否は個人の耐性によると説明する。
吐き気や不快感がある場合は無理に続けるべきではなく、SNSで広まる美容や減量などの効果については説得力のある根拠がないと述べた。
また、ホーチミン市のスエンアー総合病院栄養科の医師は、朝にこの混合物を摂取することで減量や肝臓の解毒などの効果が得られるとする科学的証拠は存在しないと指摘する。
多くの利点はそれぞれの食材の個別特性に基づくものであり、組み合わせによる相乗効果は確認されていないという。
吐き気や嘔吐、腹痛、膨満感、下痢、胃の灼熱感などの症状が出る場合は、体が適応しているのではなく、むしろ不耐症の兆候とされる。
特に症状が繰り返される場合や右上腹部痛、長引く下痢がある場合は中止すべきであるとしている。
さらに、スエンアー総合病院の栄養士マイ・ティ・トゥイ氏も、減量や腸内浄化といった効果については科学的証拠が不十分であると指摘する。
オリーブオイルの摂取は総カロリーを増加させる可能性があり、適切な食事管理が伴わなければ体重増加につながる場合もあるという。
肝臓の解毒に関しても、現代医学では肝臓と腎臓が本来その役割を担っており、特定の食品による「デトックス」は必要ないとされる。
腸内浄化についても明確な生物学的根拠はなく、排便回数の増加は油脂や酸による腸の刺激が原因とみられる。
特に胃食道逆流症や胃炎、消化性潰瘍、急性膵炎などの消化器疾患を持つ人は症状悪化の可能性があるため注意が必要である。
医師らは、健康は長期的かつ総合的な管理が必要であり、科学的根拠の乏しい流行に依存すべきではないと強調する。
日常の食事でオリーブオイルやレモンを取り入れる場合は、個々の健康状態や目的に応じた適切な方法で使用することが重要であるとしている。




































