<写真:plo.vn>
ベトナムの質屋チェーン最大手F88は、2026年1~3月期における貸倒引当金関連費用が3810億ドン(約23億2410万円)となり、前年同期比で75%増加した。
同社が公表した連結財務報告によると、当期の売上高は1兆270億ドン(約62億6470万円)で、前年同期比約64%増加した。
売上原価控除後の売上総利益は6208億ドン(約37億8690万円)で、売上総利益率は60%超に達した。
これは売上10ドン(約0.06円)当たり約6ドン(約0.04円)の粗利益を確保していることを意味する。
金融収益は約2400億ドン(約14億6400万円)で52%増加し、このうち質入れサービスに伴う貸付利息収入は2307億ドン(約14億730万円)であった。
また、その他利益は1280億ドン(約7億8080万円)となり、前年同期の1170億ドン(約7億1370万円)から増加した。
一方、費用面では管理費が前年同期比25%増の約2800億ドン(約17億800万円)、販売費が500億ドン超(約3億500万円超)となった。
この結果、純利益は2415億ドン(約14億7320万円)と前年同期の2.3倍に拡大した。
同社の説明によると、質入れ貸付関連の総収益(手数料、利息、契約違約金を含む)は1兆1290億ドン(約68億8690万円)で、前年同期比56.9%増加した。
2026年3月末時点の純貸付残高は7兆8970億ドン(約481億7170万円)で、前年同期比62.3%増となった。
また、当期の融資実行額は2070億ドン(約12億6270万円)であった。
成長は、全国956カ所に拡大した店舗網を中心とする支店チャネル、新規約7万6000人の顧客獲得、約2万2000人の新規顧客を獲得した提携チャネル、デジタルチャネルによって支えられたとしている。
保険代理サービスの収益も1689億ドン(約13億20万円)に達し、前年同期比93%増加した。
契約件数は41万9000件超で、そのうち独立保険分野は約368.5%の増加を記録した。
一方、2026年3月末時点の質入れ貸付債権残高は5兆8320億ドン(約355億3520万円)で、年初比約4%増加した。
延滞債権は5220億ドン(約31億8420万円)で、前年末比20%増となった。
内訳は、11~30日延滞が1920億ドン(約11億7120万円)、31~90日延滞が約3300億ドン(約21億300万円)である。
F88は、91日以上延滞した債権や回収不能と判断した債権については、引当金を計上した上で貸借対照表から除外し、オフバランスで管理する方針を採用している。






































