<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市の市場や商業施設、オンライン上で、知的財産権を侵害する疑いのある模倣品が依然として広く販売されている実態が明らかになった。
地元紙の取材によると、ベンタイン市場やサイゴンスクエアでは、著名ブランドのロゴを付したバッグや衣料、靴が多数並び、販売員は「高品質品」「本物同様」などの表現で客引きを行っている。
商品は数十万ドンの低価格品から、「本物に99%似ている」とされる数百万ドンのものまで段階的に分けられている。
ホーチミン市内の伝統的な衣料品店でも同様の販売が見られ、ドンソアイ通りの店舗では、ナイキやアディダス、ディオール、グッチなどのロゴ入りスニーカーが主に30万~40万ドン(約1800~2400円)で販売されていた。
販売員はこれらを「レプリカ」や「工場製」と説明し、一部の高価格品については「アウトレット品」や「余剰品」と称している。
オンライン市場でも模倣品は氾濫しており、ブランド名と「リメイク」などの語を組み合わせて検索すると、多数の販売アカウントやライブ配信が表示される。
「本物同様」「正規品と見分け困難」などの表現が使われ、模倣品は「レプリカ」「1対1」「ミラー」などの名称で流通している。
さらに、模倣品の製造技術も高度化しており、中国の工場や国内の小規模事業者がデザインや素材、タグをほぼ完全に再現するケースも確認された。
新作コレクション発表から数週間で同様の商品を受注する店舗も存在する。
販売業者は複数のSNSアカウントを運用し、規制を回避するためブランド名を略称で表記するなどの手法も用いている。
ホーチミン市市場管理局によると、2026年初めから5月21日までに、商標偽装や知的財産権侵害に関する違反は882件確認され、靴や化粧品、衣料品など7万7100点以上を押収した。
総額は101億ドン(約6100万円)である。罰金は51億ドン(約3100万円)に上り、2件は刑事事件として捜査機関に送致された。
ベンタイン市場とサイゴンスクエア周辺では71件の違反が摘発され、偽ブランド品1574点が押収された。
罰金は3億700万ドン(約180万円)で、違反商品はすべて廃棄処分とされた。






































