<写真:vietnamnet.vn>
ハノイで、高齢者2人が心理的な操作により不安をあおられ、多額の現金や金をだまし取られる事件が発生し、裁判所は被告2人に実刑判決を言い渡した。
ハノイ市人民裁判所は6月25日、詐欺・財産横領の罪で、ファン・バン・ロン被告(57)に懲役14年6カ月、グエン・ゴック・キップ被告(40)に懲役13年6カ月をそれぞれ言い渡した。
判決によると、2025年2月17日午前11時頃、ハノイ在住のファン・ティ・フオン・Sさん(78)は、「ハイ」と名乗る男から電話を受けた。
男はベトナム軍隊通信グループの職員を名乗り、Sさんの個人情報を使って登録された電話番号に200万ドン(約1万2000円)超の未払い料金があると説明し、ハノイ市公安につなぐと持ちかけた。
その後、男はSNS「Zalo」で連絡を取り、警察官の制服を着た人物とビデオ通話をさせた。この人物は、Sさん名義の電話番号が銀行詐欺や違法薬物取引に関与していると告げた。
さらに別の人物が最高人民裁判所の幹部を名乗って電話をかけ、Sさんに銀行口座や預金額について質問した。
Sさんが10億ドン(約600万円)超を定期預金していると答えると、全額を引き出して指定された人物に渡し、資金の出所確認を受けるように要求された。
合法であれば返金すると説明され、不安を抱いたSさんは指示に従い、現金を引き渡した。
同様の手口で、翌18日にはハノイ在住のグエン・シン・Tさん(77)にも接触があった。
犯行グループはモビフォン総公社職員やハノイ市公安刑事警察部門、最高人民検察院の幹部を名乗り、Tさんの個人情報が違法薬物取引に使われたと告げた。
さらに、資産調査申請書や保釈申請書の作成を要求し、逮捕への恐怖をあおったうえで、Tさんに5.2両の金を提出させた。
同月17日午後、ロン被告とキップ被告はSさんから現金10億ドン(約600万円)を受け取り、リュックに入れて持ち去った後、「レ・フイン・ニュー」と名乗る人物に渡し、2000万ドン(約12万円)の利益を得た。
翌日、両被告はTさんから金を受け取ったが、売却先を探している途中で公安当局に発見され、現行犯逮捕された。
捜査当局によると、レ・フイン・ニューは犯行後に逃走し、指名手配されている。







































