<写真:znews.vn>
航空会社の機材拡充と路線網拡大を背景に、客室乗務員の需要が再び高まっている。
初任給は月2000万ドン超(約12万3000円超)に達し、訓練費の免除や生活支援などの待遇強化で人材確保を急ぐ動きが広がっている。
2027年7月初旬、ベトジェットの客室乗務員養成課程201期・202期の修了式が開催され、家族も招かれ訓練修了証の授与が行われた。
企業側は給与や福利厚生に加え、訓練段階からの結び付きを強める取り組みを進めている。
航空業界において客室乗務員は機内サービスだけではなく、サービス品質や企業イメージ、運航の安定性に直接関わる重要な職種である。
路線の新設や増便、機材増強に伴い、採用需要は拡大している。
特に、経験や語学力を備え、運航手順に精通し即戦力となる人材への需要が高まっている。
企業側は採用後も訓練や資格付与、シフト管理などを行う必要があり、早期離職は採用・育成コストの増加やサービス品質への影響につながると指摘されている。
ベトジェットは100機超の機材を運用し、国内外に広範な路線網を持つ。
2025年には同社航空学院で延べ16万2000人以上を教育し、150人のパイロットと約2000人の客室乗務員や技術者などを現場に送り出した。
ベトナム航空も将来の機材拡張に向け、ボーイング737-8を50機発注しており、乗務員や技術職などの継続的な人材需要が見込まれている。
新興・拡大途上の航空会社では人材確保の動きがさらに顕著である。
サン・フーコック・エアウェイズは2026年に約1000人の客室乗務員採用を計画し、多国籍の応募者を受け入れる方針を示した。
初任給は月2400万ドン(約14万8000円)からで、住宅支援や医療、保険、リゾート利用などの福利厚生に加え、訓練費や制服費、研修期間中の手当も支給する。
また、ベトラベル航空は保有機材を2026年末までに5機から12機へ拡大する計画に合わせ、訓練費無料の採用方針を打ち出した。
研修期間中には月最大300万ドン(約1万8500円)の生活支援も行う。応募者の初期費用負担をなくすことで、若年層の参入障壁を下げる狙いがある。
一方、客室乗務員の収入は基本給だけではなく、飛行時間手当や区間手当、出張費、宿泊手当、役職手当、賞与などで構成される。
飛行時間や国際線の有無、昇格によって収入は大きく変動する。
平均的な月収は2500万~5400万ドン(約15万4000~33万2000円)とされ、これを上回るケースもある。収入水準は勤務時間や路線、昇進機会など複数の要素によって左右される。






































