〈写真:baocaobang.vn〉
7月に入ってコーヒーやコメ、野菜、一部果物などの価格上昇が続いており、国内のコーヒー価格は7月初旬以降大幅に上昇し、一時は1kg当たり9万7000ドン(約599円)に達した。
6月の水準と比べて約15%高く、その後は直近で1kg当たり9万5000ドン(約587円)前後で推移している。
価格上昇を受け、農家の一部は利益確定の売却を進めている。
ザライ省の農家の女性は、価格下落を懸念して以前に1トンを1kg当たり8万3000~8万5000ドン(約513~525円)で販売した。
しかし、7月初旬に1kg当たり9万7000ドン(約599円)まで上昇したため、残りの1トンを売却し、9700万ドン(約59万9000円)を得たという。
コメ市場も上昇基調を維持している。アンザン省では農家が高値での販売を続け、ドンタップ省でも価格を維持する動きが見られる一方、仲買人の買い付けは鈍い。
カントー、カマウ、ビンロン、タイニンの各地では新規取引が低調で、生米価格は大きな変動がない。
7月初旬のコメ価格は6月中旬比で約5~8%上昇した。野菜価格も前月比で1kg当たり3000~5000ドン(約19~31円)上昇した。
多雨により産地の供給が減少したことが要因で、レタスやカリフラワーは1kg当たり3万5000~4万5000ドン(約216~278円)で推移している。
果物でも価格上昇が見られる。ライチ、マンゴー、サワーソップ、リュウガンはいずれも収穫期終盤に入り供給が減少したことで、1kg当たり5000~1万ドン(約31~62円)上昇し、5万~8万ドン(約309~494円)となった。
こうした動きは6月から続く傾向である。農業環境省の報告では、肥料やコーヒー、コメ、野菜、ライチの価格が上昇した。
コーヒーは1kg当たり8万9000ドン(約550円)超の水準に回復し、コメは安定的に緩やかな上昇、野菜は生産・輸送コストの高さから値上がりが続き、肥料も特に南部で上昇している。
業界団体によると、コメ価格上昇の主因は輸出可能な供給量の減少である。
上半期の輸出量は約520万トンと前年同期比で約10%増加し、年間目標750万トンに対し下半期に残る供給は200万トン余りにとどまる。
夏秋作や冬春作の生産量が潤沢でない中、アフリカ諸国からの輸入需要の増加が価格を押し上げている。
コーヒーについては、異常気象やエルニーニョ強化への懸念、中東情勢の緊張、国際投資資金のコモディティ市場への流入など複数の要因が重なったとされる。
また、世界価格の下落後の買い戻し需要も上昇要因となっている。
野菜は豪雨や冠水による供給減少、果物は収穫終盤による供給減と安定した需要が価格上昇の背景である。
メコンデルタのコメ輸出企業の代表は、原料米の値上がりで調達コストが上昇しているものの、契約履行のため買い付けを進めていると述べた。
アフリカ市場の需要は引き続き堅調で、物流コストも高止まりしており、短期的に輸出価格が下がる可能性は低いとしている。
業界関係者は、天候不順が続き輸入需要が維持されれば、多くの農産品価格が今後も高止まりする可能性があると指摘している。




































