〈写真:dantri.com.vn〉
ベトナム南部の水郷地帯で三枚板ボートに乗って撮影された写真が中国のSNSで話題となり、現地を訪れる観光客や国内の若者の間で人気が高まっている。
中国のSNSでは、ヤシに覆われた水路を小型のボートで進む様子を写した写真が相次いで投稿された。
シンプルな服装にノンラーをかぶった女性が緑豊かな風景の中で撮影された写真は多くの閲覧と共有を集め、中国から「同様の写真を撮るためにベトナムを訪れたい」との声も上がっている。
旅行会社によると、従来は短時間の立ち寄りにとどまっていた三枚板ボート体験について、最近は写真撮影や景観鑑賞、現地の生活体験に時間をかける外国人客が増えている。
この影響は国内にも広がり、これまで見慣れていた風景の魅力を再認識した若者が訪問を計画する動きが出ている。
トイソン島のエコランド共同体観光区を運営する人物は、ここ数カ月で若年層の来訪が明らかに増え、特にメコンデルタ各地からの国内客が増加していると話す。
観光客はボート体験のほか、ハチミツ茶の試飲、果樹園での果物試食、養蜂見学、ココナツ菓子作り、伝統音楽の鑑賞などを楽しんでいる。
トイソン島はティエン川に位置し、ホーチミン市から約80kmの距離にある日帰り観光地である。
現地ガイドによると、最も人気のあるツアーは所要2~2.5時間で、養蜂場見学や果樹園訪問、三枚板ボートでの移動、南部伝統音楽の鑑賞などを含む。
ボートでの移動距離は約2kmで、所要時間は水位や流れによって12~17分程度である。
現在は1艘ごとにグループ単位で利用する形式が一般的となり、撮影や景観鑑賞の自由度が高まっている。
ツアー料金は相乗り形式で1人当たり15万~20万ドン(約900~1200円)、10人以上の団体では昼食の追加も可能である。
1~3人の少人数で専属ガイドを付ける場合は約80万ドン(約4800円)となる。ホーチミン市発のツアーでは、送迎や昼食を含め約40万ドン(約2400円)で提供されている。
ガイドによると、ここ半月ほどで写真撮影を目的に訪れる若者が急増し、アオザイやバーバー衣装を着て再訪するケースも目立つ。
従来は土産購入や工芸見学に時間を割いていた観光客も、現在はボート上での撮影に多くの時間を費やす傾向が強い。
旅行会社関係者は、外国人観光客にとっては日常的な生活体験こそが新鮮に映ると指摘する。
ボート乗船や果樹園での飲食、住民との交流といった要素が、訪問後の記憶に強く残るという。
現地へのアクセスは、ホーチミン市からツアー参加のほか、自家用車やバイクでミトーの船着き場まで移動し、渡船で島に渡る方法がある。
滞在中は軽装や滑りにくい履物を推奨し、日差し対策や防水対策を行うように呼びかけている。







































