〈写真:vietnamplus.vn〉
ハノイ市人民委員会は、夜間経済の発展に向けた計画を公表し、インフラ条件が整った地域を選定した上で、深夜0時以降または24時間営業を認める管理型の夜間娯楽サービス区域の導入を検討する。
対象区域では、カラオケ、ディスコ、バー、パブ、クラブ、電子ゲームなどの営業を認可し、治安や秩序、文化面の管理を徹底する方針である。
計画では2030年までに夜間経済を首都サービス経済の重要な成長エンジンと位置付け、域内総生産(GRDP)の約5%を占める規模へ育成することを目標とした。
都市部サービス業の就業者の7~10%が夜間経済に直接または間接的に関わり、観光客の夜間消費額を旅行支出全体の25~30%まで高め、平均滞在日数を2.5~3.5日に延ばすことも目指す。
夜間経済は、ホアンキエムやバーディンなどの文化・遺産地区、西湖周辺やミーディンなどの娯楽地区、創造産業や郊外の伝統工芸村を生かした体験型地区など、機能ごとに重点エリアを整備する。
夜間の文化・芸術イベントや飲食街、観光ルートを拡充するとともに、創造拠点の整備も進める。
また、若年層の需要を見込み、eスポーツや屋内外スポーツを組み合わせた夜間複合施設、国際夜間マラソン大会、デジタル技術を活用した文化・芸術イベントなども導入を検討する。
夜間経済マップを整備し、営業時間や混雑状況、駐車場、交通、安全情報などを提供するほか、高架鉄道の週末・祝日の運行時間延長や深夜バスの運行、移動医療拠点の設置、防音設備や緑地帯の整備など、交通や安全対策も進める。
ハノイ市は近年、歩行者天国や夜間観光ツアーなど一定の成果があった一方、活動は潜在力に見合わず、連携や競争力のあるエコシステムが十分に形成されていないと評価した。
今回承認された計画では、従来案のような一律の営業時間は定めず、関係機関が地域の条件に応じた柔軟な営業時間を策定することとしている。


































