〈写真:動画スクリーンショット〉
ハノイで隣接する住宅間の空間を巡る長年の民事紛争を背景に、裁判所の判決執行に伴う建物の撤去作業を妨害したとして、ハノイ市第10地区検察院は、グエン・ズイ・マイン容疑者(36)を公共秩序妨害の容疑で被疑者として立件する決定を承認した。
捜査当局によると、紛争は2001年に建築された3階建て住宅のバルコニーやひさしが隣地の上空にはみ出したことに端を発する。
双方の話し合いがまとまらず、裁判では、はみ出した部分の撤去を命じる判決が確定した。
その後、2026年5月22日に民事執行当局が強制執行を通知し、同年6月3日に撤去作業の準備が始まった。
当局によると、作業中、容疑者と住宅所有者の家族は、作業員らに水をかけたり散水したりして妨害した。
容疑者は高圧洗浄機を用い、約4分間にわたり撤去作業員の頭部や顔、首に向けて連続して放水したとされ、作業員は痛みを訴えて作業の中断を余儀なくされた。
住宅所有者も高圧洗浄機で屋根に放水し、工事を妨害したと認定されている。
事件は住宅地内で公然と発生し、多くの住民が現場に集まったほか、当時の映像がFacebookやTikTokで拡散され、数十万回以上再生されるなど大きな反響を呼び、地域の治安や公共秩序に影響を及ぼしたという。
容疑者は取り調べで行為を認めており、供述は動画やその他の証拠と一致していると捜査当局は説明している。
警察は8月4日、事件と容疑者を正式に立件し、容疑者に対して居住地からの無断離脱禁止と出国延期の措置を適用した。
捜査当局は引き続き関係者の責任について捜査を進める方針であり、検察院は、民事紛争は法的手続きに従って解決し、確定判決の執行を妨害する行為は刑事責任を問われる可能性があると注意を呼びかけた。






































