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ベトナムでは肥満率自体は依然として低いものの、増加の勢いが東南アジアで最も速く、非感染性疾患の拡大につながるリスクが高まっている。
7日にハノイで開かれた肥満外科に関する学術会議で、ベトナム外科・内視鏡外科学会のチャン・ビン・ザン会長は「ベトナムの過体重・肥満は急速に増加している」と警鐘を鳴らした。
世界肥満アトラス2025によると、ベトナムの肥満増加率は38%で東南アジア最高となった。
一方、肥満治療の体制整備では183カ国中108位にとどまり、治療や管理体制には大きな課題が残る。
子どもの肥満も急増している。過去10年間で児童・生徒の過体重・肥満率は8.5%から19%へ倍増し、大都市では約26%に達した。
2030年にはベトナムの成人の約半数が過体重となり、肥満率は男性17%、女性22%に達すると予測されている。
WHOは肥満を慢性で複雑な疾患と位置付けている。
2025年にハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォン、カントーの成人1000人を対象に実施した調査では、83%が肥満は脂質異常症や心血管疾患、糖尿病につながると認識し、72%ががんや不妊のリスクを高めることを理解していた。
一方で、約3分の2が1日6時間以上座って過ごし、3分の1超が加工食品を日常的に摂取しており、運動不足や不健康な食生活が肥満対策を難しくしている実態も明らかになった。
専門家は、極端な糖質制限など科学的根拠に乏しい短期的な減量法ではなく、摂取エネルギーを消費エネルギーより少なくすることが減量の基本であると指摘する。
断食や特定の栄養素を完全に排除するのではなく、炭水化物、脂質、たんぱく質を適切に摂取しながら総摂取カロリーを抑え、運動を組み合わせて生活習慣を継続的に改善することが重要であるとしている。
また、肥満は中高年だけではなく、若年層にも広がっており、17~18歳で重度肥満の治療を受ける例もあるという。
専門家は、重度肥満では外科手術も有効な選択肢となるが、内科、内分泌、栄養、リハビリテーション、外科が連携する包括的な治療体制が必要であると強調した。





































