<写真:tuoitre-vn>
ホーチミン市の市立小児病院は2月12日、過度な運動後に横紋筋融解症を発症した15歳の男子生徒を受け入れ、集中治療の結果、症状が改善したと発表した。
同院によると、生徒はスクワットに類似した屈伸運動を約300回行った後、両脚に強い痛みを訴えたものの、医療機関を受診しなかった。
翌日もサッカーを続けたことで痛みがさらに悪化し、歩行不能となったため、地元の医療機関を経て同院に搬送された。
搬送時、生徒は意識がもうろうとしており、心拍数は毎分120回と頻脈を示し、呼吸数も増加していた。
太ももや下腿部には強い圧痛が認められ、尿は暗赤色を呈していた。
血液検査では、筋肉由来酵素であるCK(CPK)が基準値を大幅に上回る約21万5000単位に達し、ミオグロビンも血中および尿中で著しく上昇していた。
さらに、肝酵素の上昇や代謝性アシドーシスも確認された。
医師は、過度な運動による横紋筋融解症と診断した。
横紋筋融解症は、筋組織が急激に破壊されることで、ミオグロビンやカリウムなどの細胞内物質が血中へ大量に放出される疾患である。
これにより、急性腎不全や重篤な電解質異常を引き起こすおそれがある。
治療では、通常の1.5倍量の輸液を行い、電解質の補正や尿のアルカリ化、肝機能の支持療法を実施した。
約7日間の治療により酵素値は徐々に低下し、生徒は歩行可能な状態まで回復して退院した。
同院は子どもは成人に比べ発症頻度は低いものの、症状が見逃されやすいと指摘する。
激しい運動や長時間の負荷、感染症、外傷などが誘因となり得るという。
保護者に対しては、30〜45分を超える高強度の運動を避け、子どもの体力に応じた運動を指導するように呼びかけている。
横紋筋融解症の典型的な症状は、①強い筋肉痛、②筋力低下や歩行困難、③コーラ色の尿の3つである。
これらの兆候がみられた場合は、速やかに医療機関を受診することが重要である。





































